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*メモメモ日記*(その日観た映画とか読んだ本のメモ代わり)
 
2003年
3月

3月22日(土)
わーい。やっとビデオがついた。これで月曜のアカデミー賞もばっちりだわん。録画の練習しとこ。
『海洋堂クロニクル』読み中。いやあ、面白いっす。海洋堂というのは何かというとチョコエッグなんかに入ってるフィギアを作ってる会社。何年か前に読んだ『田宮模型の仕事』という本もすごく面白かったけど、田宮模型がきちんとした企業のイメージなら海洋堂は近所のおもろいおっちゃんが経営する雑貨店というイメージ。帯の「人間的な完成度なんてどうでもええ。造形物の完成度がすべてなんじゃボケェ〜っ!!!」の、専務のこの言葉が破天荒な会社の様子が物語られてますね。読み進むのが楽しいー。

3月21日(金)
アカデミー賞におけるゴールデングローブ賞の位置づけのように、ラジー賞の前哨戦はこれ、と勝手に思っている「Stinkers」で2002年度のワーストが
発表されました。マドンナ強しですね。久しぶりに軍事評論家の江畑謙介氏をテレビで見た。がんばってるなあ・・。髪。竹村健一の髪型は1:9分けとしたら江畑センセイは0.2:9.8分けくらいかしらん。

3月20日(木)
『ストーリーテリング』観た。面白かったす。面白かったっすけど、後味わる〜。でも次作も楽しみ。3日くらい前にパート2が見たいと思っていた『ネイキッドシティ/裸の街』、テレビつけたらまさしくパート2やってるじゃあーりませんか。でも気がついたときにはもう最後の10分くらいのとこ。次は来週の水曜か。忘れんようにしよ。ビデオを買いに行った。土曜に届くのでこれでやっと『ビースト/獣の日』が観られる。やった。

3月19日(水)
『タキシード』観に行った。やっぱジャッキー・チェンって人気あるのね。お客さんが多かったのでびっくりしました。全然期待せずに観に行ったんですけど、想像を何段階も飛び越えたヌルさだったのでプチ驚き(なんのこっちゃ)。映画に行く前に晩御飯を食べてしこたまビール飲んでたので眠〜い、眠〜い。でもジェニファー・ラブ・ヒューイットは可愛かったっす。最近やっとサラ・ミシェル・ゲラーとの区別がついて嬉しいわたくし。ジェイソン・アイザックスもかっこよかった。スーパーチャンネルでエミー賞のレッドカーペットやってた。途中までは楽しく観てたんですけど、あれ?これって去年の9月頃に観たやつじゃんということに最後のほうになってやっと気づきました。(遅っ)。もうすぐアカデミー賞なので早くビデオデッキを買いに行かなければ。

3月18日(火)
斉藤美奈子
『趣味は読書』読んだ。『だからあなたも生き抜いて』とか『チーズはどこへ消えた?』とか『大河の一滴』とか『冷静と情熱の間』だとか、はたまた『ハリーポッター』だとか、ここ最近のベストセラーについてのつっこみ&分析&言及本。「ものすごく売れる本はゆるい、明るい、衛生無害」って突っ込み入れますが「ゆるい明るい衛生無害」と言ってる側の人間への突っ込み忘れません、さすが。面白いっす。

3月17日(月)
『ネイキッドシティ/新・裸の街』観た。今まで3・4回切れ切れで見たけどちゃんと観たのは今回が初めて(いつも最初の女の子ふたりがニューヨークに着くシーンと、ディスコに行くシーンあたりまで)。なるほどこういう話だったのね。案外面白かったです。スコット・グレンがかっこよろし。女の子のひとりはどっかで見たことあるなあと思ったら『バーティカルリミット』の「あんたがわがままさえ言わんかったらこんなことには」、のクリス・オドネルの妹役の人でした。これって2もあるみたいで監督は「ペーパームーン」のピーター・ボグダノビッチらしいので見てみたいなあと思ったり。

3月16日(日)
「『マウス』/アウシュビッツを生き抜いた父親の物語」1巻、読んだ。ホロコースト下のユダヤ人の父親の回想をねずみを主人公に描いた(ナチスが猫)ピューリッツア賞受賞漫画なんですが、いやあ、凄いです。「戦場のピアニスト」と同じ占領下のポーランドが舞台。そこでの凄まじい体験が映画と同じように淡々と語られてます。こういう回想ものでは息子に思い出を語る父親は苦労した素晴らしい人格者と描かれがちですが、ここでは全くそんなことなく、妻を自殺で失くしたあとに再婚したけれどうまくいっておらず、お金を使うのが嫌いでものを捨てられない偏屈な病気がちの老人として父親が描かれていて、それが一段と回想話しを身に迫るものにしています。「戦場のピアニスト」で心揺さぶられてまたまたしばらくこのことについて考えてしまうことになりそう。一巻はアウシュビッツ行きの汽車に乗ってしまうところで終わり。2巻が早く読みたいです。もう一回「戦場のピアニスト」も行こうっと。

3月15日(土)
『Catch Me If You Can』観た。面白かったっす。原作に忠実だけど大きく違うのは重きを置いてる場所が違うってことかな。原作はディカプリオのやったあんなことこんなことの手口なんかに重点を置いていたけど映画のほうは親子関係やトム・ハンクスとの人間関係かな。映画の後半になればなるほど面白くなるという楽しい140分でした。いやあ、正直に言うとFBI捜査官はガンドルたんよりトム先生のほうがあってると思いました(父性の点において)。週末ってことで『週刊文春』。中野翠の『過去のない男』評。<しけたようで”リッチ”な話。本当に心にあることしか口にしない人々のすがすがしさ。無愛想の暖かさ。痛切なおかしみ>だって。きーー。早く観たいーー。

3月14日(金)
『クロコダイルダンディー』観た。むか〜し映画館で観て以来。最後のシーンしか覚えてなかったす。ポール・ホーガンはこれの相手役の人と結婚したのね。知らなんだ。『ダーマ&グレッグ』の再放送が金曜日の楽しみ。DVDにならないかな〜。グレッグママのキティがお気に入り。あとデブ好きとしてはビル・マーレイ弟ジョエル・マーレイ、ついつい見入ってしまいますです。はい。

3月13日(木)
やっぱフォトショップちゃんと使えるようになりたいっす、ってことで本を買ってみたり。ジェフ・ダニエルズやロバート・デュバルの出てる
『God&Generals』ってどうなのかしらん。南北戦争時代の話らしいけど。Rotten Tomatoでは6%なんてことになってるんですけど(でもIMDBでは6・0)。監督が『リトルダーリング』の人なのでちょっと気になったり。西原理恵子の『ぼくんち』が映画化。え〜?主演が観月ありさ〜?と思ったけど監督が『顔』の阪本順治なのでうーむ。観にいくかどうか迷うとこだわん。でもハートウォーミング・ムービーって・・・。やっぱやめとこ。

3月12日(水)
100円ショップで出てるいがらしゆみこ(byキャンディ・キャンディ)の漫画、
「シュミレーション・トライ」貰ったので読んだ。つまらん&古くさーと思ったら92年の作品でした。今度は漫画でなくロマンス文庫かトラベルミステリー読んでみよ。CSN−1でやってた『地獄の女スーパーコップ』という映画の主役、どっかで観たことあるけど誰だっけ誰だっけ、と思ったらトレーシー・ローズでした。いくつになったんだろうと調べたら今年35になるみたい。ウエズリー・スナイプスの「ブレード」にも出てる模様。見てみよう。年齢といえば007のジェームス・ボンドは1924年生まれなので今年80って「E!」で言ってました。

3月11日(火)
ビデオデッキ修理に出そうと思ったら修理代より新しいの買ったほうが安いムード。それにしてもビデオないと不便っす。NHK−BSの『真夜中の王国』に貴志祐介の『青の炎』映画化ってことで主役のジャニーズの子が出てた。蜷川幸雄が監督で<こんなにも切ない殺人者がかつていただろうか>というキャッチフレーズですが。うーむ。貴志祐介、『黒い家』も手『天使の囀り』も好きだけど、ええっと、この『青の炎』はただ母親がバカなだけの話じゃん、と思って読んでる間じゅう全然ノレませんでした。昨日ラリーキングにラトーヤ・ジャクソン、出てて、マイケルと同じ顔になっていたのでびっくり。

3月10日(月)
BSでやってたCBSの「60ミニッツ」のまとめ番組みたいなのでアメリカンコミックの世界の特集をやってた。そこで紹介されてたコミック初のピュリッツア賞受賞作アート・スピーゲルマンの『マウス』が面白そう。アウシュビッツを生き抜いた父親とその息子の物語をねずみを主人公に描いてるらしい。日本でも出てたらいいなと思ったらもうとうっくに出版済みでした。ってなわけで早速注文。概要は
ここの中段あたりに。スパイダーマンの産みの親のスタン・リーさんにはあれだけ映画がヒットしてグッズやその他の売り上げがあるにもかかわらず作品誕生当時はマーベル社社員だったため契約上の問題からその巨大な利権を手にすることは出来ないとか。その件については「考えないようにしている。悲しくなるからね」とのこと。

3月9日(日)
業田良家
『ひどいよ沼次郎』読んだ。同じ業田良家の『百人物語』のサブキャラの女殺しジジイが主人公。その他『百人物語』の登場人物がなんの説明もなく出て、元本と同じように振舞ってるんだけどいきなりこれ読んだ人、事情飲み込めるのかしらん、と思ったり。この前テレビをつけっぱなしにしていろいろ用事をしていたら「ん?ガンドルたんの声?」。画面見ると、ボブ・ホスキンスでした。似とるわー声。「くたばれハリウッド」というアランアルダが監督してる映画でした。

3月8日(土)
『夜を賭けて』観に行こうと思ってたのに見逃したー。くやちー。にしても一週間って上映期間は短かすぎますですよ。来週は「唄えフィッシャーマン」だけど予告で見る限りでは地味そうだったなあ。行くかどうか迷うとこ。再来週の『ストーリー・テリング」は見逃さないようにしなければ。『ウエルカム・ドールハウス』大好きなもんで。週末ってことで
「週刊文春」。<陳腐、稚拙、荒唐無稽、三重苦ドラマがなぜ量産されるか?>って特集記事。うーむ。いまさらそんなテレビのドラマに陳腐稚拙なんてわかりきったことのような(たまにちゃんとしたのもあるけど)・・。「火サス」になんで素人が事件解決するのかとか、なんで事件は観光地で起こるのかとかみたいなつっこみ入れてる感じのピントハズレだと思うっすよ。最近「週刊文春」ちとヤバげなムードかも。

3月7日(金)
中村うさぎ
『わたしHがヘタなんです!』読んだ。森奈津子(SF&SM関係書いてる作家)、南智子(言葉攻めカリスマ)、風吹あんな(AV監督)、清水ひとみ(ストリッパー)と中村うさぎが対談してるんだけど、対談はもちろん中村うさぎの妄想が面白かったっす。でも風吹あんなのビデオっていろいろ実験的なことしてるけど視線が内側から的すぎて(とわたしは思う)ドキュメントとしてはいまひとつなのよねん。ジュリア・ロバーツの『愛の選択』観た。キャンベル・スコットよろしいですな〜。

3月6日(木)
試写会当たったのでサミュエル・L・ジャクソン、ミラ・ジョボヴィッチ、ステラン・スカルスガルド出てる
『ノーグットシングス』観にいった。なんつうかヌル〜い映画でございました。原作は『マルタの鷹』のダシール・ハメットらしい。野中栄次『ドリーム職人』4巻、読んだ。今回はぬいぐるみ作りのお師匠さんが自作品ぬいぐるみ「薄幸ちゃん」に乗りうつったりパンツ裏返しの宇宙人と同居したりともうたいへん。最近読んでる本ってマンガか雑誌ばっかだなあ。

3月5日(水)
ジュード・ロウ出てる
『イグジステンズ』観た。でも真剣に見てなかったのでなんのこっちゃよくわかりませんでした。クローネンバーグ好きなんですけど、やっぱ、映画は真剣に見なければいかんなあと反省。アレックス・デ・ラ・イグレシアスの『ビースト/悪魔の黙示録』が手に入ったので明日観よう。でもビデオのリモコン壊れたのでちと不便。あとは『ハイルミュタンテ/電撃xx作戦』だけだー。でも入手困難なムード大。TVでやってた時ちゃんと観ればよかった。というかその時はイグレシアス監督のこと全然知らなかったのでジェームス・コバーンの『電撃フリント』のシリーズだと思ってまあいいかと思ったんですよ。うーん、もったいないことした〜。

3月4日(火)
『オープンユアアイズ』観た。やっぱ『バニラスカイ』よりこっちの方が好きだなあ。特にペネロペ。「バニラスカイ」の時は妙に可愛い子ぶってみゃーみゃーいう声がどうにも耳障りだったす。やっぱ監督の女性感の違いかしらん。アレハンドロ・アメナバール監督は「アザーズ」の感じでも女の人に対する甘酸っぱ〜いキモチ少な目だと思うけどキャメロン・クロウは甘酸っぱい感、大盛り風味ですね(好きだけど♪)。ところでキャメロン・クロウ監督、フィル・スペクターの伝記映画の脚本書いてるって去年くらい聞いた気がするけどどうなるんだろう。

3月3日(月)
NHKのBSでやってた
「悦楽晩餐会/または誰と寝るかという重要な問題 という映画。ぼーっと気合入れずに見てたら、最後のクレジットのところで「共同脚本:パトリック・ジュースギント」と出てきたんですけど。こ、これはわたしの超好き好き小説「香水」の筆者パトリック・ジュースギント??うーむ。調べてみたけどよくわからん。それだったらちゃんと観なければ。久住兄弟の『新・中学生日記』読んだ。『中学生日記』の続編で、今度は「朝日中学生新聞」に連載で一般から話を募集したものを元に作られたもの。うーむ、やっぱ一般公募のものより前のほうが面白かったなあ。特にササボン。

3月2日(日)
大阪芸大の出してる「河南文藝」ってマンガ雑誌読んだ。文藝学科長の小池一夫(by「子連れ狼」「クライングフリーマン」等など原作者)責任編集。芸大の生徒の作品はもちろん小池センセイについたことあるプロの漫画家たちの作品も掲載。で冒頭に里中満知子センセイの「雪女」、少女誌風、学年誌風、女性誌風って書き分けるって趣旨のマンガ載ってるけど。うーむ。三作ともそんなに差異がないように思えますですよ。

3月1日(土)
『週刊文春』後半部掲載のおすぎや中野翠さんたちの映画評はまあよしとして、前半にある映画紹介の記事書いてる人、前のロビン・ウイリアムズの「ストーカー」の記事の時も思ったけど内容ピントハズレのことが多くありすぎ。ちゃんと映画観て記事書いてるのかなあ。怪しいぞ。『オレンジページ』<ここまでできる100円定食>。美味しそう。というかここ数年、主婦になって以来自分の作ったもの以外、人が作ったものはなんでも美味しそうに見えてしまうという罠。昔は出来合いのお惣菜なんて不味くて食べられなかったのに。インスタントラーメンでも人の作ってくれたものはうまいよ〜。