珠玉の一品

「リトルトーキョー殺人課」


君は「リトルトーキョー殺人課」という映画を知ってるか!?
熱い男が主役のアクション刑事ドラマだ。
この映画を観ずして映画は語れない!

主役はこの男たちだ!

 

ケナー役/ドルフ・ラングレン
1953年11・3日生まれ
スウェーデン・ストックホルム出身
物理学・化学に秀で、MITに奨学金を得て入学。極真カラテ黒帯取得者でヨーロッパチャンピオンとして君臨
しかし科学者には不向きであると悟りNYへ渡りモデルに。これがきっかけで、「007/美しき獲物たち」でデビュー。
スタローンに目をつけられ「ロッキー4/炎の友情」ドラゴ役に抜擢。
96年にはオリンピック近代五種のチームリーダーを務めた

ジョニー役/ブランドン・リー
1965・2・1日生まれ
言わずとしれたブルス・リーの息子父の後を追うように武術に興味を持ち大学も映画科を専攻。が、
幾度かいざこざを起こし退学後
レストランでスカウトされる。
「ファイアー・ドラゴン」で映画でデビュー。
「ラピッド・ファイアー」で素質を開花。
が、「クロウ/飛翔伝説」の撮影中に拳銃の事故で帰らぬ人に
 

かたやMIT在学経験ありながらカラテチャンピオンという肉体も精神も鍛え抜かれた男。
かたや、父親がブルース・リー。カンフー映画界のサラブレット。
そのふたりがタッグを組んだ。
ましてや、この作品、拳銃事故で早世したため出演作品が6本だけのブランドン・リーの貴重な出演作の一本。
観たいと思わないほうがオカシイぞ!

ストーリーはこうだ。

父親が進駐軍の兵士で日本滞在経験のあるケナー(ドルフ・ラングレン)はサムライの心を持った刑事。俳句をたしなみ、朝食はすし屋で刺身と白飯。自慢の革ジャンにアケボノ(相撲取りのほうでなくて朝日のことっす)をしょった和な男。
一方日系人でありながらアメリカを一歩を出たことのないジョニー(ブランドン・リー)はすっかりアメリカンナイズされているMTVとショッピングモールの男。そんな二人がロスアンジェルス市警アジア特捜課でコンビを組んだ。

はじめはしっくりいかないふたりだが、そこは熱い男たち。
ストーリーとはなんの関係もなく突然、ジョニーの放った一言。
「あんたが気に入っちまった!死ぬな!」で、岩よりも硬い友情で結ばれるのであった。
ナイスコンビネーションになった二人はジャパニーズマフィアのアジト、「盆栽クラブ」に潜入。
潜入前、ケナーははジョニーに忠告をする。
「異文化に圧倒されるなよ」
しかし、圧倒されたのはジョニーでなくこのわたしだった。


「和」の男、ラングレン
ハチマキには「闘魂」の文字
(1・2・3・ダーーーッ・・!?)

娯楽の殿堂「盆栽クラブ」
名物「女体盛寿司」

熱い友情で結ばれたふたりは
拷問を受ける時も一緒だ

↑(熱い緊迫感の伝わってくる画像の数々)

ケナーには暗い過去がある。9歳の時にジャパニーズマフィアに両親を殺された。
なんと!「盆栽クラブ」の奥の間には彼の両親を殺した男と同じ「鉄の爪」の刺青を持つ男(ケリー・ヒロユキ・タガワ)がいたのだった・・・・。

お〜っとこれ以上は言わないでおこう。
とにかく観てくれ。観ればわかる。
話はそれからだ。
それから語り合おう。
なに、心配しなくてもいい。これを観終わった後には何かを語らずにはいられなくなるはずだ!
え?刺青が風呂の湯で溶けてる?
自動車ごとプレス機で潰し殺された前ボス、タナカは明らかにマネキンだった?
家全体の暖房機器が布団なしの裸こたつなんておかしい!?
壁に貼られた半紙の「えけてふあこ」の毛筆書きの意味はなに?って!?

かーーーーーーっつ!(喝)
男は細かいことにこだわるな!

先ずは観ろーーー!
観てから語れーーーー!
ごちゃごちゃ言ってるとケリー・ヒロユキ・タガワのボディガードの
相撲レスラーが張り手にくるぞ。


は〜。ビバ、ノンノ。

ケリー・ヒロユキ・タガワ
「暁大衆浴場」で入浴するの図

人間花火。
彼のこの作品での壮絶な死に様
は映画史に燦然と輝くものに
なるであろう。

              (↑「和」と言えばやはり風呂

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この映画のトンデモ日本ぶり。「ガン・ホー」遥かに越えてます