No.62
Cold Cuts
 
港に下りるはずの積荷のベスパが来ない。
積荷はいつもはNYと分けている。
翌朝トニーはジョニー・サックに苦情を言う。
「取引がなくなったんならなんで連絡してこないんだ」
「このところあったようでないことが多いよなおまえんとこの従兄弟はジョーをやってないしベスパは入ってないし」

不審を口にするメンバーにトニーはベスパは届いているが港の警備が最近厳しいからとりに行くチャンスがなかったそうだと答える。

ジャニスがソフィアのサッカーの試合で激昂し、保護者に暴力を振るう。
逮捕される様子はテレビで報道されトニーの名前も出る。
トニーはジャニスに激怒し家に行く。
不当逮捕で訴えるというジャニスにこれ以上ことを大きくするな示談で済ませろと命令する。

子供たちはジャニスにおびえ、バカラは怒りを抑えるセラピーを受けないと自分たちはもう終わりだとジャニスに告げる。

トニーBのカジノを訪れたポーリーとクリスはこのカジノが一晩に2500〜5000の売り上げがあることを話す。
「前はおまえだったよな一番の舎弟は」ポーリー
「なぐられてえのか」クリス
「おまえの気持ちはわかってる」ポーリー
結婚式のケーキをアドリアーナと選んでいるクリスのいる店の前でトニーはクラクションを鳴らす。
クリスを呼び出し、死体を埋めたあの農場の持ち主の叔父さんが引退し売りに出されると話をする。トニーBとふたりで死体をなんとかしてこいと命令する。
クリスはひとりでいいというがルイーズがいるから夜中しか動けないしとトニーBが言う。

クリスはトニーへの不満をアドリアーナにぶちまける。
アドリアーナはこの町を出てどこか別の町で暮らさないかとクリスに言う。
「オレは負けたくねえんだよ。そこんとこわかってくれよ」

プールに水がなくて怒るトニー。
「電気代がバカみたいにかかるから止めたのよ」
「オレたちうまくいってたんじゃないのか」
「あなたニュージャージーじゅうの弁護士に手を回したでしょ」
「オレは別れるつもりはない」

ジャニスは怒りを抑えるセラピーに出席する。
そして怒りというのは周りによって起こるものでなく結局は自分の問題だということに気がつく。
クリスとトニーBは農場に行く。
トニーBは自分が昔、「スリーピー・フォロー」のイカボッド・クレーンと呼ばれていたことを打ちあける。
農場につきクリスはトニーBと協力して死体を掘り返す。
クリスはトニーBに協力の礼を言い、感謝を伝える。
ベニーはカルロの手下と港の警備員を脅しベスパの行方を聞き出す。
積荷はフィルたちが持っていったことを話す。

報告を受けたトニーはジョニー・サックのジョー・ピープス殺しの報復だと言う。
シルビオは真犯人を探せばいいのにと言う。
「来月にはチーズが届くそれもあきらめなくっちゃいけないのかくそったれが」トニー。

トニーはジャニスが逮捕された話をする。
メルフィーは怒りは鬱の裏返しだという。

PTAの会合でアンソニーの高校に行っていたカーメラはウエグラーに偶然会う。
あの時いいすぎたんじゃないかと、と言うウエグラーにトニーと寄りを戻したからといい立ち去る。

ジャニスはセラピーのおかげで落ち着いている。そしてトニーに怒りは自己過信の現れ、自己を過大評価しているから怒りは起こるのだという。

トニーは農場にやってくる。
パット叔父さんの記憶が甦ったおかげでわかったジョンソン兄弟の死体をクリスとトニーBと一緒に始末する。

ふたりだけのときはうまくいっていたのでトニーが来たとたんにクリスはいつしかふたりのからかいの対象になっていた。

翌日クリスは狩の予定を蹴って農場を後にする。

テレビで港でテロリストが大量破壊兵器をコンテナに入れて密入国できる可能性が高いというニュースをみてそれをバダビンで話す。
異論を唱えたジョージをトニーはぼこぼこに殴りつける。

ポーリーはトニーの家にジョージの件を報告にくる。
ジョージは片方の耳が難聴になった。
「もう一度行って最高の医者をつけてやれ」トニー。
「あいつ店を止めるってシルビオにいってたしおまえにも見舞いに来て欲しくないって」とポーリー。


トニーはジャニスの家に農場での土産を持って行く。セラピーのおかげですっかり落ち着き子供たちともうまくいっているジャニスに行方不明になっている息子ハーポーのことをしつこく持ち出してジャニスを激怒させる。
     
     
     
 
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