No.73
Johnney Cakes
 
アンソニーはトニーのプレゼントのドラムセットを売る。トニーとカーメラは金が必要ならもっといい仕事を探すか、大学に戻ってみてはどうかと提案するがアンソニーは反抗的だ。


ヴィトーはニューハンプシャーでヴィンスと名乗っている。
ある夜火事の現場を見に行ってそこであのダイナーのジムが火の中に飛び込み子供を救出する姿を見る。
ジムのダイナーで ヴィトーはジムの火事現場での勇気を賛辞する。ジムはヴィトーにどんな本を書いているのか訪ねる。







トニーのクルーザーStugotsUでアンソニーはトニーにジュニアのことはどうするつもりかと尋ねる。
トニーはジュニアは放っておいても死ぬまで塀の中だと言い、これはあくまでも自分の問題でアンソニーには関係の無い話だと強い口調で釘を刺す。
パッツィとバートはカプートの卵屋にみかじめ料を集金に行く。
近隣のコーヒーチェーン店にも商工会保護組合を名乗ってみかじめ料の請求をするが店長のすべての答えは「コンピューター管理されているから」で終わる。
パッツィとバートは店を出ながら世知辛い世の中になったものだと嘆く。
サトリアーレの前を女性が通りすぎる。

女性はトニーたちの前へ近づき不動産会社のジュリアナ・スキフだと名乗る。トニーの持っているフランクリン通りのビルをジャンバジュースが購入したいという話を持ってくる。
そのビルにはカプートの卵屋も入っておりトニーは店がなくなれば街の損失になると断る。それにカプートから店を取り上げたくない。


アンソニーはかつての高校時代の友人ハーナンと夜な夜なニューヨークのクラブに入り浸っている。
ハーナンはアンソニーのことをマフィアの息子、あのトニー・ソプラノの息子だと皆に自慢しアンソニーはいつも会計係になる。。
そんな中クラブで知り合った女の子にジュニアのことを「このままってことはないんでしょう?」と尋ねられる。 アンソニーは「オレがこのままじゃおかない」と答える。
トニーはアンソニーへの不満をメルフィーに愚痴る。メルフィーは今の子供は環境のせいで精神年齢が低いのだと説明する。


メルフィーはエリオットのセラピーを受けるがエリオットはジュニアに撃たれて今や時の人のトニーの話を聞きたがる。

フィルはトニーがヴィトーをどうするつもりなのか聞きたがる。しかしトニーはこれはNJの問題でフィルが口出しをすることじゃないと言う。
ヴィトーは同じホテルのサッド・マッゴーワンの携帯を盗み妻のマリーに電話をして隠している金の在り処を教える。

ジュリアナはトニーにジャンバジュースが坪単価を上げたという情報を持ってバダ・ビンにやって来た。
トニーは相変わらず売る気はないといい、しかしジュリアナを食事に誘う。
ジュリアナはトニーの誘いに婚約中だといい断る。

アンソニーはトニーとカーメラにスーツを買うから金をくれと言う。しかしふたりはアンソニーの友達を批判し夜遊びのことを責める。

アンソニーはクラブ経営に興味があるからだと言い返しコネでなんとかしてくれとトニーに言う。トニーはクラブ経営がしたいならビーンジィの店で下働きからしろというが、そのあと アンソニーがいないところでクラブ経営をやらせてみると案外伸びるかもと言ってカーメラを呆れさせる。がカーメラも翌日スーツの金を渡してやる。

ヴィトーは酒場でジムと彼らの仲間に酒をおごる。
ジムは自分のバイクを見せた後、ヴィトーにあんたがこの街に来てくれてうれしいと言いキスをしようとする。

ヴィトーはジムを殴りジムは「汚い手をつかうなバカ野郎」とヴィトーを罵る。

トニーはメルフィーにアンソニーのせいで家の空気がよくない」と愚痴る。そしてたまには具体的なアドバイスをくれとメルフィーに頼む。
メルフィーはトニーとカーメラがアンソニーに期待をしているということを伝えるのが大事だとアドバイスをする。
アンソニーはナイフを忍ばせジュニアの面会に出かける。
しかしジュニアを前にアンソニーはナイフを床に落とし職員に取り押さえられる。
トニーは連絡を受け警察にアンソニーをひきとりに行く。「ゼルマンの口利きがなかったら殺人未遂だ」アンソニーは泣いている。
トニーは激高の後アンソニーを諭す。
トニー「おまえの気持ちはわかる。でも向いてない」
アンソニー「オレのこと何もしらないくせに」
トニー「おまえは優しい子だ」
そしてアンソニーはトニーがゴッドファーザーでマイケルが復讐するシーンが一番好きだと言っていたと言う。
「大人になれ、ちゃんと大人になるんだ」トニー。
そしてくれぐれもこのことはカーメラに知られるなと念を押す。
ヴィトーはジムのダイナーへ行き謝罪する。
ジムはそれを受け入れる。そしてふたりでバイクでピクニックに出かける。

アンソニーはクラブのトイレでパニック発作で倒れる。
ジュリアナは49万4千までに値が上がったと言う。トニーは売ったといい、契約はジュリアナの部屋でと言う。
トニーはジュリアナの部屋で契約書にサインをする。そしてソファで盛り上がりかけた時、カーメラへの罪悪感が湧いてくる。ジュリアナを跳ね除け契約をそそくさと済ませ家に戻ったトニーはスモークターキーがないことを口実にカーメラに怒る。
パッツィとバートはカプーターの卵屋にみかじめ料の集金に行く。
すると店主がトニーが店をジャンバジュースに売ったとパッツィたちに知らせる。
「なんてこったうちの子は大学だぞこれじゃ食っていけねえ」と店を出たパッツィは嘆く。
 
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