No.75
Moe n' Joe
 
新聞をとりに出たトニーに庭師のヴィトロが尋ねる。。ジョニー・サックの家の庭の手入れでいつまでタダ働きしなければいけないのか。

トニー「フィーチ・ラマンナの件で助けてやったのを忘れたのか」それに旦那が刑務所に入って奥さんが大変な時期なんだぞと言う。
ジョニー・サックはもうすぐ始まる裁判のために弁護士のロンと面会をする。

ロンはジョニーの隠し財産のすべてがFBIによって調べあげられ没収になることを伝えそのリストをジョニーに渡す。
ジョニーは寝返るつもりは全くないが妻のジニーのためにはなんとか財産を残してやりたい。


ジャニスはサトリアーレのトニー訪れ、バカラを幹部にと、昇進をせっつく。そして自分が撃たれたトニーのために入院中泣いた話をする。
わかっていると、トニーは言う。が、「オレがどんなによくしてもおまえはいつも文句を言いにくる」
図書館で仕事をしている気配のないヴィトーにジムは本当に作家なのか?と詰め寄る。
そしておまえは秘密ばかりだと責める。ヴィトーは本当は作家でないこと、NJから来たこと、結婚していたことを話す。ふたりは一緒に住み始める。
金がなくて辛いというヴィトーにジムは家の修理などをする雑務屋の仕事をを紹介する。
カーメラとロザリーとジャニスとアンジーとガブリエラはジニーのための誕生日のサプライズパーティを開く。ヴィトロはその庭で仕事をしている。

ジャニスは苦境の立場にいるジニーの前でジニーの家をうらやましがる。

カーメラはトニーに建築許可のことをどうなったか尋ねる。トニーはシルビオに検査官のロン・センコウスキーを抱きこむように命令する。


ジニーの弟のアンソニー・インファントがトニーにジョニーからの伝言を持ってくる。
ジョニーが投資しているニューオリンズの重機会社を売却して資産凍結されている自分のために現金を作ってくれないかという頼みだった。
フィルでなく友達としてトニーに頼みたいと言う。もちろん手数料は出るということでトニーはそれを引き受ける。

カーメラは新しい建築業者の面接を予定している。ジニーの家を建てた業者だ。
トニーはどうしてカーメラの父のヒューじゃだめなんだと尋ねる。

トニーはメルフィーにカーメラがチャリティでなく仕事をすることに関して不満を述べる。
それからジャニスの話になり、自分はジャニスをヘコませたいと思っているという。
子供の頃、両親の留守中、自分とバーバラが喧嘩しているのを録音してそれをネタにいつまでも自分をゆすっていた話をする。
いまひとつピンときていないメルフィーにトニーは言う。「録音するってことが家の家族にとってどういう意味を持つのかわからねえのか」

ヴィトーは消防団で呼び出しのかかったジムについて行く。
現場は浸水のための漏電があり団員はどのワイヤーを切れば電源が落とせるのかわからず困っていた。建築関係に詳しいヴィトーはワイヤーを切ってやる。
ジムは勝手な行動をしたヴィトーを怒るが、あとでそれは心配のせいだったと謝る。

バカラは深夜の集金の帰りを襲われ、金を奪われたうえに地面を撃った弾が跳ね返した舗装の欠片が目に入り失明に近い怪我をする。バダ・ビンでメンバーたちはバカラに同情的だがトニーはやり方が悪いせいだとバカラに同情的でない。

メルフィーとのセラピー。トニーはジャニスの家に災難が続くのはジャニスがそれを呼び寄せてそれに興奮するためだと言う。
メルフィーはそれは誰かに似ていると思いませんかと問い返す。
トニーはさっさとリビアから逃げてすべて自分に押し付けて行ったくせに都合のいい時に戻ってきたジャニスに悪態をつく。
「あんな奴にやるもんはねえ、傷を負ったのはオレだ」

トニーはジョニーに頼まれた重機会社のオーナーCajuns兄弟と交渉をする。

ハリケーンカタリーナで売り上げの見込みが大きいせいで兄弟のうちの一人は売却を渋る。


ヴィトーはジムに紹介された仕事に行くがどうにも堅気の仕事になじめない。時間はさっぱり過ぎず一日は膨大に長い。

ある夜、ヴィトーはジムにイタリア風ディナーを振舞う。仕事から戻ったジムは喜ぶがそれはヴィトーにとってはお別れのディナーだった。
翌朝ヴィトーはこっそりとジムの家を出る。
飲酒運転をしながら田舎の道に迷い込んだヴィトーは停車していた古いジープに衝突する。ヴィトーは示談で済ませようとするが車のオーナーは警察を呼ぶとひかない。
車の登録証を出すフリをしてヴィトーはジープの運転手を後ろから撃って逃げる。

建売住宅のことで忙しいカーメラは冷蔵庫の中身を買い揃える暇がない。
そのことにメドウとトニーは文句を言い合う。そしてメドウはフィンのグチを言い泣き始める。トニーは慰めるがこんなことはママに話せ、もてあます。
翌日トニーはシルビオに建築許可の検査官にはもう話しはつけなくていい、と言う。
ジニーの弟が重機会社の件の結果を尋ねにくる。トニーは手間がかかりそうだと言い、ジニーの弟はアレグラや家族のためにジョニーはあてにしていると言う。
ふと、気が変わったトニーは条件を変える。会社は必ず売る。そしてトニーの取り分の手数料(10%→2%)も下げる。その代わりにジョニーの家を安値でジャニスに売ってくれと言う。
ジョニーの弁護士は司法取引の条件を検察側と交渉するがなかなか条件があわない。
検察側は20年の刑期に資産の9割を没収。ジョニーの弁護士は刑期は12年、妻のために家を残す、その代わり罪状を認める、という条件を出すが、殺人の共謀で12年とはシラフの時に出なおせとあしらわれる。
結局ジョニーは15年の刑期と410万ドルの没収、家は残り、娘の生命保険、ジニーの退職金も残るその代わり有罪を認めるという司法取引に応じる。(それを却下すると答弁のある裁判をしなければならない。それは組織のことを洗いざらい話すことを意味する)
ジョニーの裁判がテレビで放送される。ジョニーは有罪答弁をし15年の刑が確定した。「寝返りするよりマシだ」
トニーとシルビオはジョニーの批判をする。そこにヴィトロがジョニーが有罪になったから庭仕事はお役ごめんでいいかと再び尋ねてくる。トニーはヴィトロをタダ働きの庭仕事から解放してやる。
クリスがジニーから買ったマセラッティが財産没収のためレッカーで移動されていく。
ジャニスは号泣しながらトニーに礼を言う。その大げさな態度にトニーは居心地の悪さを感じる。
 
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