No11
NOBODY KNOWS ANYTHING

 

デビーの娼館でプッシーが大変だと娼婦があわてている。駆けつけるトニーとポーリー。苦しむプッシー。心臓発作と思いきや腰をひねったらしい。

プッシーたちのビリヤード場にFBIがやってきた。ビリヤード台の中から大量の銃がみつかりプッシーは逃げ出すが結局つかまり逮捕される。ジミーも逮捕された。
しかしプッシーはその日のうちに釈放された。

ヴィンが情報を持ってきた。
プッシーが盗聴器をつけているという。
「あんたやつを気に入っていたな」ヴィン
「気に入る?気に入るなんてもんじゃないさ」。
プッシーは長男の大学の学費を稼ぐために大量のヘロインをさばいていてその手入れの時にベガスに飛んでいたが身を隠すためでなく連邦ビルでFBIと取引をするためだと言うのだ。
トニーには信じられない。
「報告書が見たい」
苦悩するトニー。

トニー宅でパーティが行われる。リビアを誘うがリビアは来ない。
トニーはポーリーとクリスにプッシーから目を離さないように命令する。

「心の問題てのは体にも出るもんだよな。ダチがいるんだ。大事に思ってるやつなんだ。そいつが心配なんだ」
「痛みは対処しきれないほど重い責任が原因に。秘密もです」

一旦は引き受けたもののたくさんの部署がからんでいるためプッシーに関する書類の入手は難しいというヴィン。
「いいか、よく聞け、オレは人生で最大の決断を迫られてる。証拠がいるんだ。相手は大事なダチだぞ」

パーティのパイを持ってリビアを訪問するカメーラ。
「ねえ、トニーはお母さんを愛してるし、気にかけてる。孤独な年寄りのふりをしてトニーを苦しめるのはやめてちょうだい。自分がしてることはわかってるはずよ」
「見捨てられたらわかるよ」

カノーリを持ってプッシーの見舞いに行くトニー。
「何か言うことはねえか」
「・・・・・」
「この世の終わりなんて思うなよ、おまえには仲間がいる。お前のためなら命も張る。ファミリーじゃねえか」
「わかってる」プッシー。

トニーはプッシーの盗聴器のことをポーリーに話した。
「確かか?」「9割がたな」
「オレがやる」ポーリー。「俺がやるさ」トニー。
「せっかくボスの座にいるんだ、命令すればいいさ」
「いいか、絶対の確証がいるんだ。ちゃんと確かめろ。あいつがマイクを仕込んでいるのをその目で確かめろ。確かめるまでは駄目だ」

プッシーの後をつけるポーリー。
痛めた腰にいいからとサウナに誘うが頑としてプッシーは断る

シルビオがヴィンがプッシーにギャンブルで3万の借りがあると情報を得てくる。
「プッシーが死ねば都合がいい」

デビーの娼館に警察の手入れが入り、ヴィンは逮捕され、数日後、発作的に川へ飛び込み自殺をする。
トニーはデビーの元を訪れる。
「あいつは何を悩んでたんだ。仕事だって停職で済んだだろうに」
「あれで何かが崩れたのね。なにもかも、自分のことも人生じたいに嫌気が差したんじゃないかしら」
デビーはヴィンがトニーのことだけは裏表がない人間で信頼していたという話をする。

リビアは施設にジミーとレイモンドの母親も入所した話をする。ジョニーサックもやってくると言う。
「秘密の会合でも開いてんじゃないのかね」
「ボスのわしをさしおいて何をこそこそと相談しているんだ」
トニー暗殺を心にきめるジュニア。

ジミーが出所してトニーの家にやって来た。話があるというジミー。その様子のおかしさからジミーこそクロだと確信する。
「ジミーだ。ジミーだったんだ。ふたりとも太ってて黒髪だ。ヴィンが間違ったんだ」

プッシーが行方不明になった。

ジュニアはマイキーにトニーを殺る手はずを整えるように命令する。

 
 
 
 
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