No.17
COMMENDATORI

 

次の商売にするつもりのDVDの海賊版を見ながらジュニアから引き継いだ車ビジネスのためのイタリア行きの話をするトニーたち。
ゴッドファーザーのなかの好きなシーンの話になる。

取引する車はもちろん正規のものでなく盗品。
トニーはいつもの盗聴の恐れのない病院でジュニアにイタリア人がどういう商売を好むのかたずねる。

トニーだけイタリアで楽しむということでカメーラは不機嫌だ。

プッシーはFBIのスキップとパーティグッズ屋で密会し内部情報を流す。
しかし密会のはずが知り合いに遭遇してしまう。

カメーラとジャッキーの妻、プッシーの妻は食事に出かける。カメーラとジャッキーの妻はプッシーが戻ってきたことを喜ぶが、プッシーの妻は反応が薄い。
プッシーの妻は脇の下に腫瘍があってそれの検査結果が良性でも悪性でもプッシーと離婚するつもりだと言う。

イタリアに着いたトニーとポーリーとクリスはビジネス相手のイタリアマフィアに歓迎される。しかしボスは車椅子生活の隠遁者になっており、肝心の交渉相手は煮え切らない男でいらいらしたトニーはいっそのことボスの娘のアナリサを通して交渉するようにすすめられる。

それならば自分の屋敷に滞在しないかと勧めるアナリサ。

ホテルの帰りポーリーとトニーはイタリアマフィアの容赦ない残忍さと冷酷さを思い知らされる現場に遭遇する。

アナリサの邸宅に滞在することになったトニー。
トニーはビジネスに意欲的だがクリスは薬漬けで、ポーリーはイタリア観光に興味の対象が向いている。

その頃アメリカではプッシーがパーティグッズ屋で知り合いに遭遇したことで内通がばれないかと悪夢にうなされている。

プッシー夫婦の話をするカメーラにジャニスがトニーとカメーラの夫婦関係を重ねて揶揄する。

男物のゴルフクラブを使うアナリサにトニーは女物を送ってやるという。

食事をしながらビジネスの話になるが車の値段を下げるかわりにフリオをアメリカによこしてくれないかと交渉する。
「冗談じゃないわ、一番のメンバーよ、よそにはやれないわ」
トニーは女のアナリサでなく男である亭主を通して話をさせてくれないかと言い、アナリサを怒らせる。

トニーも腹を立てアナリサ邸を出てホテルに戻る支度をする。
フリオがやってきて一時間後に再び交渉をしようとボスが言っているという。
「どんなだ?女の下で働くきもちは?」どうしても女性がボスということに違和感をぬぐえないトニー。
「それが何か?」フリオは答える。

FBIとの密通がばれるのが不安なプッシーはパーティグッズ屋で会った知り合いを始末する。

妻の言葉に上の空だったプッシーは腫瘍が良性だった妻に花束を買って帰るが、妻は怒って花束を投げつける。

トニーを食事に誘うアナリサ。
「よく言うぜランチのあとでもめたくせに」
「でも商談をまとめないと」アナリサ。

最初女だということにわだかまりのあったトニーだが彼女の強さと粘り強さにメルフィーと共通するものを見る。
交渉は成立し、フリオがアメリカに来ることになった。

 
 
 
 
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