No.19
THE HAPPY WANDERER

 

メドウの通う高校で保護者を含めた大学の説明会が行われた。アーティは後の食事会の食事提供のため、トニーとデイヴィッドは保護者として参加。3人は同級生だ。トニーとデイヴィッドの子供は今度の学芸会でデュエットすることになっている。

賭け事に目のないデイヴィッドは一度トニーたちの賭場に参加させてくれと頼む。
トニーは痛い目にあわせたくないからやめとけと断る。

トニーはメルフィーに頼まれてカウンセリングに来ているのになぜか自分が負け犬のキモチになってしまうことに不満を漏らす。
「あんたがオレを被害者にしたのが気に入らない」

リッチーの賭場。アーティに妻から電話が入りアーティは賭けを切り上げ途中で帰る。
しかしデイヴィッドは負けが込み、リッチーに7000の借りを作る。
後日デイヴィッドのスポーツ店まで貸しを回収に行くリッチー。デイヴィッドは一応金は返したが満額ではない。「この埋め合わせがつくまでは賭場に来るな。支払い不足は癖になる」警告を残すリッチー。

トニーは30年前トニーの父ジョニーとジュニアが始めたポーカーゲームを開催することになった。特別なメンバーだけの高級ポーカーだ。

ジュニアはトニーの父がリビアに「象を生き埋めに出来るほど」の財産とトニーは知らない自分たちのもうひとりの知的障害をもつ兄弟(トニーにとっては叔父)がいて金銭的な面倒をみていたことを話す。それを聞いてトニーは驚く。

クリスについているマットとショーンはクリスのやり方に不満を募らせてゆく。

ポーカーゲームは以前トニーたちと娘の離婚の件でかかわりのあったハシド派信者が経営するモーテルで開かれることになった。経営者に部屋をきれいにすることと会場の両脇の部屋も準備するように命令するフリオ。

警官対策も抜かりなく、高級ポーカーゲームが開催される。メンバーは医師、歯科医、フランク・シナトラ・ジュニアなど選ばれたメンバーのみ。

賭場にデイヴィッドがやってきて是非参加させてくれと言う。
相場が最低でも5000からやめておけと厳しい口調で断るトニー。
「貸しにしてくれ短期でいいから」デイヴィッド。
「短期といえば短期だわかってるんだろうな」。

借金をかえさないままのデイヴィッドが賭場に入るところを目撃したリッチーがやってきてデイヴィッドに手を出す。

リッチーの乱入で賭場は解散になりトニーは場を壊したリッチーを責める。
しかし、トニーたちが殿様勝負と呼ぶその賭場は大成功でトニーたちは胴元として多額の金を手にした。

発表会のためのデュエットの練習をするメドウとエリック(デイヴィッドの息子)。
賭場の徹夜明けのトニーはメドウから友人の父親がなくなったことを知らされる。

自分に知的障害の叔父がいたことをメルフィに話すトニー。

葬儀に出席するトニー。リビアとジャニスとリッチーも出席しカリカリする。

賭場での非礼を詫びるリッチー。
制裁を無しにするかわりにデイヴィッドの支払いを自分のほうを先にするという条件を出すトニー。

デイヴィッドの店に取り立てに行くトニー。
「うちの店のもんが行ったら急に病院の予約とか言って消えたそうじゃねえか」
「いや、そうじゃない。努力してるんだなんとかする必ず」デイヴィッド。
暴力とともに激しく恫喝をするトニー。
「明日必ずいくらか返せ」

デイヴィッドはアーティのところへ借金を頼みに行くが断られる。
万策尽き果てたデイヴィッドは息子のエリックの車を処分する。

トニーから送られた車がエリックのものだと知ったメドウは激しくトニーに抗議する。
カメーラもトニーを非難する。
「きれいごとで飯が食えるか」トニー。

発表会当日、車のことでメドウを責めるエリック。最初は謝っていたメドウだが。

「お前の親は人間のくずだ。わかってるかロクでもないことばっかりしやがって」エリック。
「じゃああんたの親はなによご立派だっての?そっちがよこしたんじゃないの、うちの親が盗んだんじゃないのよ」
「マフィアの親なんてくそ食らえだ」

トニー一家とリビア、ジャニス、リッチーが集まった会場にメドウとエリックのデュエットがメドウのソロに変更なったとアナウンスが流れる。

 
 
 
 
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