No.30
EMPLOYEE OF THE MONTH
 
トニーの自宅にイリーナから義足にかこつけて電話がかかってくる。
「ねえ、会いたいのよトニー」
トニーは厳しくはねつける。
メルフィーとリチャードは寄りを戻している。
リチャードはトニーはやはり危険だから気をつけろという。
トニーはメルフィーに前回のセラピーで言われてたメモを作り書きとめをするという課題をしていなかった。
「あなたはわたしに要求するばかりで何も努力をしていない」トニーを非難するメルフィー。
メルフィーはエリオットに自分の患者がトニー・ソプラノであると口を滑らせてしまう。エリオットはそろそろトニーの治療は別の医師に任せるべきだとアドバイスをする。

トニーはジャニスに義足の件で忠告をする。
「ロシア人とやっかいを起こすな。面倒なことになるぞ」

ロザリーに言われてしぶしぶふたりで食事をするラルフとジャッキーjr。
その帰りラルフはジャッキーjrをつれて支払いの遅れている男のところへ行き暴力を働きとりあげた金をジャッキーjrにわけてやる。
トニーはジョニー・サックのニュージャージーの新居に引越し祝いを持って行き、ニュージャージーに新居をかまえた理由をさぐる。

ラルフに暴力沙汰にジャッキーjrを巻き込んだことを非難するトニー。それからジジを幹部にしたことを告げる。

メルフィーは次の段階として行動療法に移ることを勧める。
「先週怒らせたからか?」トニー。
「わたしはただ提案しているだけです」
その日地下の駐車場でメルフィーは階段ですれ違った男にレイプされる。
犯人はイタリア系の男でメルフィーの電子手帳も持っていたということですぐに逮捕された。リチャードとジェイソンが駆けつける。メルフィーは骨折はしていないものの脚をひどく捻挫した。
メルフィーはトニー宅へ次のセラピーは休みになると電話をする。
トニーはカーメラに二人でセラピーを受けることを提案しカーメラは了承する。

犯人の面通しの日を確認するために警察に電話をしたメルフィーは手違いで犯人が釈放されたことを知らされる。激しく憤慨するメルフィーとリチャード。
メルフィーはその怒りをリチャードに向ける。
「ひどいじゃないか・・・」
メルフィーの様子をみて心配するトニー。
自分の杖が倒れた音にもびくびくするメルフィー。

トニー宅に食器を返しにやって来たジャッキーjrはジジが幹部になったことに言及しトニーに余計な口を挟むなと言われる。

トニーはクリスを呼び出し、ジャッキーjrを大学のチャリティコンサート強盗の件に巻き込んだことを怒る。「あいつは巻き込みたくない、親父と約束したんだ」

ウォーターフロントの再開発事業に2500万ドルの補助金が出るとゼルマン議員からテレビで発表がある。

メルフィーは入ったコーヒーショップで自分を襲ったレイプ犯が最優秀店員に輝いている写真を見つける。


メルフィーは大きく獰猛な犬がレイプ犯を襲う夢を見る。
男が助けてくれと泣き叫んでいるのを観てせいせいしたとエリオットに打ち明ける。

義足を返さないジャニスはロシア人に襲われる。
トニーに泣き言を言うジャニス。
「だから言ったろロシア人と面倒を起こすなって」
ジョニー・サックの新居でパーティが行なわれた。
トニーたちはジョニー・サックがニュージャージーに新居を構えたことに「どう思う?」とそれぞれ口にしあう。
トニーはメモを作り、一週間の出来事も書きとめてきた。行動療法も考えてもいいとも言う。
泣き出すメルフィー。
「おいおいどうした?」
心配して駆け寄るトニー。
「ちょっとヒザが痛んだだけよ」
メルフィーは何か言いたげな目でトニーを見る。
(トニーにレイプのことを話せば犯人に復讐してくれることは確実なのだ)
「なんだ俺に何かいいたいのか」
しばらく沈黙が続く。
「いいえ・・・」メルフィーは答える。
 
 
 
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