NO.33
SECOND OPINION
 
ジュニアの胃がんの手術は無事終わった。
結果は良好と聞いて喜ぶトニーたち。
正式に組員になったクリスに受難は続く。
事務所でポーリー、シルビオ、パッツィたちに隠しマイクをつけていないか証明するために裸になれと命令される。
カーメラの両親との食事の席でトニーは仕事がトラブったと場を外す。
どなってるかむっつりしているかのどちらかだとカーメラの母はトニーを批判する。そして現在は大手ドラッグストアチェーンのオーナーになった昔の恋人のことを引き合いに出す。大きなお世話よと
カーメラ言いどうして住宅専用地なのに父親の店が開店できたのか、ハイスクール工事の落札を何故父親が出来たのか考えてみろと言う。
「わたしたちのおかげでママたちもラクをしているのよ」
トニーが事務所に行くと歌う魚のおもちゃがおいてあった。最初はシルビオたちと笑っていたトニーだがプッシーを殺した朝にみた魚の夢を思い出す。
おもちゃを持ってきたジョージを殴る。
カーメラはトニーがこれなくなったと一人でメルフィーのセラピーに行く。トニーのことで情緒不安定になり涙を流したカーメラにメルフィーはもしよければカーメラに自分の恩師を紹介するからと電話番号を渡す。

ジュニアは癌がリンパ節のほうに転移する可能性があることをあるので再手術の必要性を告げられる。

カーメラはスーパーでプッシーの妻アンジーに偶然会う。アンジーはプッシーがいなくなってから金に困っていると話す。
そのことをトニーに話すカーメラ。
盗品の靴をアドリアーナにプレゼントするクリス。アドリアーナは大喜びするがサイズが違っていた。しかしクリスは明日違うサイズを持って帰ることを約束する。
その日の深夜ポーリーとパッツィがやってきてクリスの家をチェックする。靴はすべてポーリーが没収し、家捜しの最中にアドリアーナのパンティを嗅いでいた。
カーメラはメドウの大学の学部長に会いに行く。寄付金の話だ。
学部長はアンソニーの学校へのトニーたちの寄付額も知っていてそのうえで5万ドルの寄付を提案する。
トニーは絶対5万は払わないという。
ジュニアの再手術の話を聞いたトニーはセカンドオピニオンを勧める。主治医のDrケネディを強く信頼しているジュニアは再手術を決めていたがトニーが付き添って話を聞くということでセカンドオピニオンを受けることにする。
そこで抗がん剤治療をいったんはすすめられるが地区の外科医の集まる腫瘍学会で各医師の所見を総合して判断を下すことも可能だといわれる。ジュニアはその判断に任せることにする。
アンジー・ボンペンシエロの家に行くトニー。
外に停められたキャデラックのガラスをバットで叩き割る。
「ここに来るまではオレもいろいろ考えたさ、おだやかにカッとならずに話し合う。金に困ってるならオレに直接言ってくれ、カーメラを巻き込むなって、そしたらこのキャデラックだ。オレのやった金でキャデラックか、まだ足りないのか。冗談じゃねえ。旦那が何やったせいでこんな目にあったか覚えとけよ」
メルフィーに紹介された精神科医に電話するカーメラ。

ポーリーの所業をトニーに訴えるクリス。
「多少の風当たりは我慢しろ。おまえはオレの甥ってことで出世が早かったんだから」

腫瘍委員会でジュニアのケースが話し合われる。一旦は再手術の方向に向きかけるが、この件にDrメーターが絡んでいると知ったDrケネディは「メーターの目が光っているような手術はお断りだね」と言い化学療法に変更される。
化学療法を始めたジュニアの苦しみをみてトニーはジュニアに尋ねる。
「このことについて奴はなんと言っているんだ」
「あわせてもらえないんだ」
「なしのつぶてか」
トニーはDrケネディに電話をかけ携帯に電話をくれるよう留守電にメッセージを残す。
何度電話をかけても音沙汰のないDrケネディに業を煮やしたトニーはゴルフ場にフリオと出かける。
「もらってくれよ」フリオとふたりで凄み「せめて誠意ある対応をしてやれよ、電話に出てやれ」と脅す。
カーメラはDrクラカウアのもとへ行く。
カーメラはトニーの女遊びのことや組織犯罪について話感極まって涙を流す。
料金のことを尋ねるカーメラにDrクラカウアは血塗られた金など欲しくないとつっぱねる。
「あなたもわかっているでしょう?血塗られた金だと」「ええ・・・」
Drケネディがいつでも電話してくれとジュニアのところへ電話番号を渡しに来る。ジュニアは満足の笑みを浮かべる。

カーメラは落ち込んでいる。
トニーはメドウの大学に5万の寄付金をすることを了承する。

 

 
 
 
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