No.45
Everybody Hurts
 
クリスは相変わらずクスリに依存している。
20分後に来いと呼びだしたトニーはクリスにこれからは(盗聴対策のため)危険な会話をさけたい。最終的にはおまえだけを通して命令を出したいと話す」
「シルビオやポーリーは?」
「やつらは血縁はない」
「オレは地獄の果てまであんたについて行くよトニー」クリス
父親がマフィアであるアンソニーにデヴィンはゴッドファーザーの世界の女になれるような魅力を感じているようだ。
友人たちはストリップクラブ(バダビン)が見たいというので行ってみるがはっきり場所を覚えていないアンソニーはサトリアーレ肉店のほうへ行き皆をがっかりさせる。
アンソニーがまだ帰ってこないことが心配だとトニーに話す。そこにトニーを送ってきたフリオが来る。

その夜トニーはカーメラからメルセデスのショップに行った時にグロリアがシャンデリアでクビを吊って自殺したという話を聞いたとをトニーに話す。

新しく店に入ったウエイトレスのエルディの兄ジャン・フィリップがアルマニャックを使った新しいビジネスのための資金を投資として貸してくれないかと話を持ってくる。
妻のシャーメインは当然反対し、そんなことよりトニーのつけの6千ドルを早く払ってもらえと言う。
グロリアの話を聞いたトニーはメルセデスの店に行きなにげなく話を聞きだす。自殺の話が真実だと知ったトニーはショックを受け、メルフィーにどうしてこのことを黙っていたのかと激怒しながら責める。
メルフィーはどんなことがあっても患者の守秘義務はまもらなければいけないと答える。
グロリアを救ってやれなかったことで自分を責めるトニー。
厨房の新しい施設のための資金がいるとアーティはラルフに金を借りに行く。
しかし、ラルフは返せない場合痛めつけたくないので金は貸さないという。
その話をラルフから聞いたトニーはどうして自分に相談しないんだと、アーティに金を貸してやる。
グロリアの夢を見るトニー。
プローザックを飲む。
グロリアのことで親切モードになっているトニーはアーティの借金に引き続き前回まで断固サインをしなかったカーメラの生前信託保険にもサインをする。
アンソニーとデヴィンは家のソファーでいちゃつくがカーメラが帰ってきたのでどこかいちゃつける場所を探す。
カーメラはそこのリヤドロの置物は3千ドルしたから割らないでねとデヴィンに言う。
メドウの寮をおもいついたアンソニーだったがサウスブロンクスまでタクシーで行ったにもかかわらず、そんな理由に部屋を貸すことを拒否される。
ジャン・フィリップに何度しても連絡がつかなくなったアーティはにわかに不安になる。

スポーツジムでアドリアーナはカーメラに最近家にこないのね、と言われる。クリスの風邪がまだ治らないからだと言い訳して、ビリー・ジョエルのディナーショーも断る。

皆に親切にしてやりたいキモチになっているトニーはアーティのレストランにジャニスを連れていってやる。
アーティはジャン・フィリップと連絡が取れなくなったことをトニーに話す。トニーはさっさと家に行って片をつけろと言う。
さんざん借金とりたてのシュミレーションをしてジャン・フィリップのところに行ったアーティだが、のらりくらりとジャン・フィリップに話をはぐらかされしまいには逆切れされ、ピアスごと耳をちぎられる。
もうおしまいだと思い込みコニャックを飲みながら睡眠薬を飲み、朦朧とした意識のなかトニーに電話をかける。
デヴィンの家に行ったアンソニーはそのケタはずれの金持ちぶりに驚く。そして3千ドルの置物を自慢げにしていた自分の家など比べものにならないと知る。
クスリを飲んだとアーティから電話を受けたトニーはグロリアのこともあり激しく動揺する。とりあえず救急車を呼ぶように言い、急いで病院にかけつける。
どうしてこんなことになったのか理由を聞くトニー。
借金のことが原因だと知り、店のツケをタダにするかわりに借金は帳消しにしてやるという。
するとアーティからは思いもよらない言葉が出る。
最初からこうなることがわかっていて自分に金を貸したんじゃないのかと。ツケはなくなりジャン・フィリップにはトニーたちで取立てを行なえばトニーに金は戻りその上タダ飯が食えることになる。
トニーはあきれ激怒する。
「オレが計算づくだって言うんだ」トニー。
「で?どうでした?」メルフィー。
「どうだかな」トニー。

アンソニーはデヴィンの家で友達に聞かれる。
「お前んちはどうしてドン・コルレオーネみたいに金持ちじゃねえの」
「知らねえ」アンソニー。

     
 
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