No.49
The Strong, Silent Type
 
クリスは相変わらずのクスリ浸りで、ラリってアドリアーナの飼い犬コデットを踏み潰してしまう。
家に戻ってきたアドリアーナは変わり果てたコデットを見て叫ぶ「なんてことしたのよあんたが殺したのよ」。

カーメラはフリオがトニーを迎えに来るのを鏡をみてはそわそわして待っている。しかしやって来たのはベニーだった。

トニーはメンバーにラルフから連絡がないかと聞く。ラルフの家に電話をするが留守番電話になっている。
その後トニーのいない場所でシルビオ、やパッツィはラルフの失踪にトニーがからんでいるのではないかという話をする。
トニーの元に頼んでいたパイオマイと自分の肖像画届く。しかしもうパイオマイはいない。トニーはシルビオに命じて絵を処分するように言う。

トニーは病院に出向きジャスティンの母親に見舞金を渡す。


イタリアから戻ってきたフリオは複雑な思いをかかえ落ち込みがちだ。

トニーはパイオマイのことや最近の自分の状況に関してメルフィーに「オレは悲しいピエロだ」と話す。プローザックの量を増やしているというトニーにメルフィーは「悲しみを癒すクスリではない」と言う。

アドリアーナは捜査官にクリスのことを聞かれクスリでぶっとんでいると話す。捜査官はリハビリ施設の資料を送っておいたという。

クリスはシルビオとポーリーと仕事の約束をしていたのにもかかわらず途中クスリをヒスパニックから買おうとして車からひきずりおろされ身包みはがされる。
浮浪者に送られて家に戻ってきたクリスにアドリアーナはリハビリ施設のパンフレットを見せる。
「俺をジャンキーのリストに登録したのか」怒ったクリスはアドリアーナを殴る。

アドリアーナはトニーの家に相談に行く。
「あの野郎クビ根っこをおさえてやる」トニー。

ポーリーはベニーたちがトニーの絵を燃やしているのをみてあわてて止める。そしてその絵を家に持って帰る。


フリオの家を訪れるカーメラ。
「イタリアにいても楽しくなかった」というフリオ。

カーメラは自分のフリオに対する気持ちをロザリーに話す。ロザリーはもう彼の家に行くのはやめろとアドバイスをする。

クリスのことをジュニアに相談するトニー。
ジュニアは普通はジャンキーは処分するものだがというがトニーはあいつは身内だからなんとかしてやりたいという。
トニーはアルコール中毒から立ち直ったドミニク・パラディーノという男に相談してみることにする。
ジョニー・サックは先の低所得者用住宅の詐欺の取り分に関して苦情を言う。トニーは「今回はおまえにもカーマインにもまわさない」と答える。ジョニーは「本当にそれでいいのか、トニー?」と脅しをかける。

バダ・ビンに戻ったトニーはメンバーたちにラルフの件にはNYがからんでいるようだと話す。
「まさかあのジョークのせいで?」
「それもあるかもしれない」

ポーリーは持ち帰った絵のトニーの部分を別の人物に代えるように絵画店に頼みに行く。

クリスの薬物中毒を治す会が開かれる。それぞれが前回言われたとおりクリスのクスリ中毒によってどんな迷惑をかけられたか、というメモをクリスの前で読み上げる。

しかしいつの間にか口論になり、クリスはポーリー、シルビオをたちにボコられる。

ぼこぼこにされキッチンのカウンターから滑り落ちたことにして病院に運ばれたクリスはトニーと二人きりになり他のやつならこうはいかないと言われる。そしてペンシルバニアのリハビリ病院に行くように命令される。
クリスはそれに従う。
トニーはジュニアの家に何度かいくうちにスベトラーナの逆境を逆境ととらえない自立したところに惹かれる。そしてトニーはスベトラーナと寝る。
パッツィの監視の下、クリスは薬物中毒の更生施設に入所する。
ポーリーは持ち帰った絵のトニーの部分をナポレオン(もどき)に描き直してもらった。
 
BACK / TOP / NEXT