No.50
Calling All Cars
 
トニーは妙な夢を見る。カーメラの運転する車にトニーが乗り、その他にもラルフとグロリア,スベトラーナがいる。そしてラルフの頭に止まった芋虫が蝶になる。

夢のことをメルフィーに尋ねるトニー。
妻と愛人と仕事仲間が同じ車に乗っているというのは愛人のことでカーメラと争いたくないと思っている潜在意識のせいだとメルフィーは言う。
夢はただの夢だというトニー。そろそろセラピーも潮時だという。

バカラは依然妻のカレンが忘れられない。毎日墓地へ行きカレンと話をしている。
亡くなった母親に誕生日ケーキを持って行く父親をみて娘のソフィーはナーバスになる。
NYのカーマインがトニーたちの不動産詐欺に関して「うまみは分け合おう」という。
「ラルフはどうした?」という質問にトニーは「知らないねこっちが教えて欲しいね」と言う。

トニーは後からジョニーに電話して仲たがいはよそうという。
カーマインはトニーたちが詐欺に使った不動産鑑定士に自分たちが買ったNYのボロ屋にも同じように高値をつけるよう脅せと手下に命令を出す。

ポーリーは相変わらずジョニー・サックに情報を流している。
状況は悪いほうに向かっているとジョニー・サックはいい、カーマインはポーリーを気にかけていると話す。

いよいよ今度の土曜にせまった裁判について話をするトニー。ジュニアは本当にボケているのかシェービングクリームをつけたままだ。
もし審理無効にならなかったら、陪審員が集まる場所をみつけたから、とトニーは言う。


トニーたちの不動産鑑定士はカーマインの手下に脅され、ビビって雲隠れしてしまう。

仕返しをしようというポーリー。しかしトニーは挑発に乗るなといい、シルビオにフロリダにいるカーマインの息子のリトルカーマインに間に入ってもらうよう頼むように言う。

シルビオは今はフロリダにいるビーンジィと連絡をとりリトル・カーマインとトニーが会えるよう話をつける。
トニー宅でバカラの家族を招き食事会が開かれる。アンソニーはガールフレンドのデヴィンがやってくるとすぐに部屋にシケこむが、カーメラにバカラの子供のボビーとソフィアと遊んでやるように言われる。
アンソニーはしぶしぶ遊んでやるが、やっていたこっくりさん遊びがエスカレートし、母親のことでナーバスになっていた子供たちの泣かせてしまう。
アンソニーはトニーにこっぴどく叱られ、デヴィンは家に帰るように言われる。

ジャニスは毎日墓参りをするバカラを批判して口論になる。

雲隠れしていた不動産鑑定士は今度はトニーたちの手下に鑑定するようにボコられる。

トニーはポーリーになにかクサいものを感じている。シルビオにフロリダ行きの件はポーリーには秘密にするようにクギをさす。

スベトラーナはブローチの礼の電話をトニーにかける。その電話はトニーの期待するようなものでなくそっけないものだった。

トニーはメルフィーにスベトラーナに振られた話をする。
セラピーをお終いにするつもりのトニーにメルフィーはもう変わろうという気はないのか?と尋ねる。
変わる気はないとトニーは答え、「悪いけどもうこれ以上続けられねえ」と決別を告げる。

「次回もう一度話しあいましょう」とメルフィーは言うがトニーの決定は変わらない。

メルフィーはエリオットに電話をしてトニーがセラピーをやめたと話をする。

ジャニスはカレンが亡くなったことでナーバスになっている子供を利用してバカラの心をなびかせようにする。
バカラはジャニスの策にはまりこれからは子供たちのためにカレンのことは引きずらずに前向きで行くと言う。それから今までどうしても口に出来なかったカレンのジーティーを食べる。
ジュニアの裁判は結局、知的能力の欠如は認められず審理は続行することになる。バカラは陪審に手を回すからと言う。

トニーはフロリダに向かう。

リトル・カーマインとの話し合いがなされるが、カーマインは努力するというものの、あまり感触はよくない。

ホテルのベッドで眠っていたトニーはまたおかしな夢を見る。そして発作を起こす。

     
 
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