No.70
Mr. & Mrs. John Sacrimoni Request
 
ジョニー・サックの娘のアレグラが結婚する。ジョニーは結婚式とそのパーティのために一時的に刑務所を出ることが許可された。条件は6時間以下、連邦保安官の監視下のもと、その他セキュリティなどの諸費用をジョニー持ちというもの。


退院してすぐのトニーに新しいボディガード兼運転手がついた。ペリー・アランジアータ。ティーンエイジボディビル大会で入賞したことのある血の気の多い若い男だ。
トニーは回復して最初のメルフィーのセラピーを受ける。メルフィーはジュニアの話を振るがトニーはジュニアの話はしたくないと言い、アンソニーが大学を辞めた話をする。



トニーがサトリアーレへ行くとメンバーが揃ってトニーを出迎える。
クリスとトニーは共に撃たれた傷を自慢しあう。
フィルが来る。ジョニーの頼みだとラスティを消すことをトニーに依頼する。ラスティはリトル・カーマインを操ってNYを牛耳ろうとしているとフィルは言う。
トニーはそちらにいくらでも兵隊はいるだろうと、断る。


バダ・ビンでムハメッドとアーメッドがクリスに金とトニーへの退院祝いのフルーツを渡す。クリスは120人分のクレジットカードの番号と暗証番号をそれと引き換える。
二人はクリスにセミオートマティックのテクナインが使いたいのでツテはないかとたずねる。

ジュニアは精神鑑定の結果、認痴症の兆候が認められる。弁護士は裁判を行える精神状態にするために大部屋でなく個室のある施設への移送を主張し、それが認められる。
ジュニアは自分は無実だと信じている。トニーを撃ったのは銃の暴発だと言う。そして家へ帰らせてくれと泣く。

カーメラはロザリーからの電話でジュニアの記事が新聞に載ると聞く。トニーがそれを見る前に処分する。
アレグラの結婚式当日、トニーはメドウに自分も早く孫を抱きたいという。「撃たれて以来そういうことが急に大事におもえてな」


式場の警備は厳しく入場の際、トニーは金属探知機にひっかかる。連邦保安官に靴を脱げと指示されたトニーはそのためにかがむが、退院間もないせいでふらつき皆に抱きかかえられる。


式場でヴィトーはトニーに市営プールの入札の件で好感触を得ていることをトニーに報告する。
ジョニーとトニーは久しぶりに再会する。ジョニーは連邦保安官の目をかいくぐりトニーにラスティの件でプレッシャーをかける。トニーは最初は強く拒否するがジョニーの懇願に結局は引き受ける。

トニーはクリスにこの件でナポリから人を呼べと指示をする。クリスは外部から人を呼ぶことに異論を唱える。
アレグラのパーティは順調に進んだが、ハネムーンに旅立つアレグラとそれを祝福するゲストの前でジョニーはタイムアップになる。連邦保安官は強引にジョニーを連行しジョニーは衆目の眼前で涙を流す。
手錠で連行されるジョニーの姿を見た妻のジニーは倒れる。フィルはジョニーが弱い姿を皆の前でさらしたことに男を下げたと批判する。




ジョニーは刑務所に戻る。

ヴィトーは深夜に集金に行くと家を出る。が、ゲイバーではちょうどサルがショバ代を回収にきていてボンテージ姿で男と踊るヴィトーを目撃する。声を掛けられたヴィトはパニックに陥りサルに皆には黙っていてくれと懇願する。
家に戻ったヴィトーは拳銃を取り出してモーテルへ向かう。深夜3時すぎ、シルビオに電話を掛けて自分のことをなにか聞いてないか探りを入れる。

トニーはメルフィーとのセラピーで退院してからの周りの自分を見る目に不満を感じていると話す。
メルフィーは危機感を感じてないフリをすれば?人は目に見えるところしか見ませんからね、とアドバイスをする。
トニーはオレも同じことを考えていた、と答える。

メンバーの集まったサトリアーレでトニーはペリー・アランジアータを相手に選ぶ。何をイラついているんだと因縁をつけ、口答えをしたペリーを殴り、倒す。
トニーは勝利し、トイレに入るが激しい体力の労費に嘔吐する。

 
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