No08 THE LEGEND OF TENNESSEE MOLTISANTI
トライボロタワーの件で殺したチェコ人、エミール・コーラーの悪夢に毎夜うなされるクリス
組織関係者の結婚式に出席するトニーたち。そこで近々FBIの手入れがあるという情報を耳にいれる。 ニューヨークの幹部たちはフロリダに身を隠しているらしい。 「怖がることはない」ジュニア。 「で、トニーはどう思う?」ジュニアよりトニーの意見を仰ぐメンバーたち。 「たった、今わしが答えただろう。なんでトニーにばっかり聞くんだ」 「おじきの言うとおりだ。ただ、念のために身の回りの大掃除をするんだ」トニー。 結婚式を途中退場する面々。
身の回りのヤバいものを隠蔽するメンバー
ひそかに自分の体験をハリウッドに売り込もうと思っているクリスは脚本らしきものを書いている。しかし思うように進まない。 そこへテレビをつけろと電話がある。自分たちの組織に対する手入れのことをやっている。 しかしそこでクリスのことは全く触れられずその上ブレンダのことが準メンバー扱いになっていることに激しく憤るクリス。
メルフィーも同じテレビで捜査のことを知る。 別れた夫、息子、両親の家族と食事をした際にマフィアのカウンセリングから手を引くように意見される。 「ああいう患者は治療できないしそんなクズに手を貸すことはない」 「どんな人かも知らないでクズだと決めないでちょうだい」
トニーから呼び出しをくらうクリス。 来る前にカノーリを買ってくるように言われ、パン屋へ。 脚本のことやブレンダンのことでイラついているところに 長く待たされた挙句、後から来た店員の知り合いを優先されキレてしまい、店員の足を撃つ。
「連中(FBI)はいつくるんだろう」プッシー 「あのニュース聞いただろう。連中の狙いはおじきだ」トニー。 「さすがあんただ先を読んでる」 ジュニアを象徴としてのボスにしたトニーの先見の明に感嘆するシルビオ トイレに盗聴器が仕掛けられてないか下の者に探させるトニー。
リビアを食事に誘い出すカメーラ。 その間に家宅捜索に備えてヤバいものをリビアの部屋のクローゼットに隠すトニー
「この時期にサツの目を引くようなことをするな」 パン屋で発砲した件やエミール・コーラーの死体を掘り返した件でトニーに絞られるクリス。 「オレはなんなんだブレンダンだって肩書きがあるっていうのに」
FBIがトニーの家に強制捜査にやってきた。 しかし危ないものはリビアの元に移動済みで何も見つからない。
捜査のせいでカウンセリングを休んだトニーに休み分の料金を決まりだからと請求するメルフィー。 頭ではわかっているものの、自分とメルフィーには医者と患者という関係以上の(友人のような)何かがあったと思っていたトニーはビジネスライクなメルフィーに激昂する。 「自分の悩みをコールガールに話してると思わなかったぜ。金がほしいならいくらでもくれてやる」
リビアの元を見舞うジュニア。 「裏切り者がいるようだ」 「そのことをトニーは知ってるのかい」 トニーのカウンセリングのことをとうとうジュニアに話してしまうリビア。 「誰だ、そのセラピストは」 「知ってるわけないだろう。なにもかもわたしのせいだって言ってるのさ。わたしを困らせたいのさ」
ドツボで最悪状況のクリスの元へ母親から電話がかかってくる。 「なにかやったのかい新聞におまえの名前が載ってるよ」 あわてて跳ね起きるクリス。 紙面に自分の名前を確認したクリスは喜び新聞を大量に買い込む。