No.09
BOCA

 

快進撃を続けるメドウの所属するサッカーチーム、ファルコンズ。同じチームにはシルビオとアーティの娘も所属している

トニー・アーティ・シルビオはシルビオの店、バダ・ヴィンでコーチの労をねぎらう。
トニーとつながりのある刑事(ヴィン)が捜査情報を提供にやってくる。トニーと金つながりのある人物の特定がほ
ぼ済んだらしい。
トニーをつけているのはFBIでなくマイキーのやとった探偵らしい。

サッカーチームのエース、アリーが手首を切るという事件を起こす。
「親が離婚してからうちによく来るようになったんだ。いい
こなんだよ」メルフィーに相談するトニー。
前回のカウンセリングで”コールガール”とメルフィーに言ったことを詫びる。

トニーがFBIに見つかるとヤバいものをリビアの元に隠したことに倣ってラリー・ボイトとジミーも母親をリビアと同じコミュニティに。

サッカーのコーチの大学への引き抜きが新聞に載った。
どういうつもりなのか問いただしに行くシルビオとアーティ。
しかし何故かメドウをはじめ彼らの娘たちのコーチに対する態度がどこかおかしい

FBIの捜査逃れのため弁護士の勧めでBOCAで弁護士のあてがった女とバカンスをするジュニア。
ジュニアのオーラルセックスを褒める女。「そのことは誰にも言うんじゃないぞ」
「どうして?」
「女に媚を売ってると思われる。弱さの象徴なんだ。ヘタすりゃホモと思われる」

高級レストランで食事をするトニーとアーティ。
店を爆破したことからなんとかアーティに援助は出来ないかと思っているトニーはトニーたちの金貸し業の債権者の一人に加わらないかと持ちかけるがアーティは話に乗らない。
店に帽子を脱がないまま食事をしている礼儀知らずの若い男をみつけトニーは迫力で帽子を取らせる。

トニーとカメーラが家に戻るとアリーが遊びに来ていた。
あんなことが(手首を切る)あったものの、サッカーをつづけるという話を聞いて喜ぶトニーたち。

なんとかコーチの大学行きを辞めさせようと大型テレビを送りつけたり、飼い犬を家から連れ出したりと賄賂や脅しで引きとめようとするトニーたち。

コーチがいれば地区大会優勝も夢じゃないと思っているトニーはコーチ引きとめに必死だ。しかしそのことに対してやたら反抗的なメドウにトニーは腹をたてる。
メドウはコーチとアリーの関係を話す。
「その・・。アリーはきれいな子だから一時的な気の迷いというか・・」狼狽しながらトニー。
「コーチならこの年頃の女の子の気の迷いに応じるようなそぶりさえ見せちゃだめ、これがメドウだったらどうなの」カメーラ。

「あの変態野郎」
コーチの話を聞き怒りに震えるアーティとシルビオ。
「なんとかあいつを・・・」アーティ。
「警察に言っても2年で出てきてまた同じことの繰り返しさ」
「そんなことが許されるか。二度と馬鹿な真似はさせねえ、このオレが保障する」トニー。

「あの連中コーチになにかするつもりじゃないでしょうね」アーティの妻
「オレに勇気があればオレがやってるさ」
「あんたは勇気があるからあの連中と違うんじゃないの」
「じゃあ聞くがあの変態野郎とトニー・ソプラノとどっちが悪い?」
揉めるアーティとアーティの妻

カメーラ経由でジュニアのオーラルセックスの話を耳にいれたトニーはそれを遠まわしにからかう。
それが何を指すの理解したジュニアははらわたが煮えくり返る思いだ。マイキーにトニーのセラピー通いの話をする。
「あいつはなんかあると思ってずっとつけてたんだ。そうかセラピーか」マイキー。
「セラピストがトニーの話をFBIに証言したらどうなるんだ。誰もトニーを消しても文句は言わないだろうよ」

大事な話があるとアーティがやってきた。
「中止にしてくれ頼むよ」「それはできねえな」
「奴をとっちめようとするのは誰のためだ、娘のためじゃねえ、オレの為だシルビオの為だおまえの為だ。俺たちのウサを晴らしたいだけなんだ」アーティ。
「おまえは誰に向かって口をきいてるんだ」
前回のカウンセリングでメルフィにも言われていた「あなたはどうして物事をただすのは自分でなければならないと思うのですか」。
激怒しながも悶々と悩むトニー。
コーチの家の前で制裁のため待機していたシルビオに中止の電話をする。

「このおしゃべり女が」
パイを投げつけるジュニア。

コーチは逮捕された。
トニーは激しく泥酔して家に戻る。
「どうしたの、トニー」カメーラ。
「カメーラ、なあ、俺は誰も傷つけなかったぞ」

 
 
 
 
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