Season3
 
盗聴
 Mr.Ruggiero's Neighborhood


プッシーのマイクが使いものにならないと判断したFBIはトニー宅にマイクを仕掛けることにする。設置場所は地下室のランプの中。いろいろな災厄を乗り越えなんとかマイクを仕掛けるFBIだったが・・・。
一方、アンクル・ジュニアが拘留中、ジュニアの代理でショバをしきっていたフィリー・パリシを始末したことをトニーの下で働いているフィリーの双子の兄弟であるパッツィが疑いはじめていた。パッツィはトニーに復讐をしようと拳銃をもち庭に忍び込むが勇気が出ずウサばらしにプールに小便をして帰るだけになる。

禁忌
Proshai.Livushka


トニーはメドウが黒人のボーイフレンドを連れて帰ってきていたことがきっかけで久しぶりに発作を起こす。
リビアは相変わらず憎まれ口ばかりでスベトラーナが面倒をみている。トニーが朗読テープを持っていった日の夜、リビアは脳卒中で亡くなる。
リビアの遺志は葬儀も別れの会もいらないというものだったがトニーたちの反対を押し切ってジャニスが別れの会を開く。そこでジャニスはリビアへの言葉を出席者に求めるがリビアが生前人に好かれていなかったということが明らかになるばかりだった。トニーはメルフィーにリビアが死んでせいせいしたと言う一方「民衆の敵」のラストの母親のシーンをみて涙を流す。


儀式
Fortunate Son


クリスが正式のメンバーに任命された。ポーリーから儲けの10パーセント、週6000を最低の上納を条件に賭博の仕事を譲り受けるが、そうそうに大きく損をしてしまう。いままでのよしみでポーリーに許してもらえると思っていたクリスだがポーリーは許さない。金策に困ったクリスは大学のチャリティコンサートをジャッキーjrを誘い襲いなんとかポーリーへの上納金を収める。
メドウはトニーのノアへの扱いに腹を立てている。アンソニーはフットボールで活躍をしてトニーを喜ばせる。
トニーがセラピーの効果がなかなか上がらないことに不満を述べる。メルフィーは他病院でのアプローチを受けてみることも勧める。トニーの発作の場面にかならず肉が登場するのは少年時代に父親のジミーが肉屋のサトリアーレの指を詰めている場面をみたことがトラウマになっているのではないかと推測する。
スベトラーナがリビアのCDを渡さないことに腹を立てたジャニスは義足を隠して返さない。
アンソニーはフットボール部で大役を任されるが重圧に耐え切れず発作を起こして倒れる。

衝動
Employee of the Month


メルフィーの元夫も主治医もそろそろトニーの治療は他の医師にまかせたほうがいいとアドバイスをする。そんな折メルフィーは病院の地下の駐車場でレイプをされる。しかし捜査の不手際で犯人は釈放されることになる。
ラルフはロザリーの息子であるジャッキーjrを金の回収に同行させ回収した金を分けてやる。ジャッキーjrが組織に入ることに反対のトニーはラルフに注意をする。同時にジャッキーjrをチャリティコンサート売り上げ強奪に引き込んだクリスを怒る。
義足を返さないジャニスはロシア人に襲われる。
ジョニー・サックはニュージャージーに新居をかまえトニーたちは真意を探ろうとする。ニュージャージーのウォーターフロントの再開発事業が展開されることになりその助成金がらみのビジネスが大きくなりそうな矢先の転居だからだった。

制裁
Another Toothpick


メルフィーの勧めでカーメラも一緒にセラピーを受けることになった。セラピーでの険悪なムードにいらいらしたトニーは帰り道、車のスピードを出し黒人警官に違反切符を切られる。がすぐに議員に違反のもみ消しを頼む。

アプリール系の組員が路上でムスタングサリーという同じ組織の男にパターで殴られ植物状態になる。トニーは今は隠居をしているバカラの父親にサリーの始末を頼む。バカラの父親は重い肺がんを患っておりバカラとジュニアは反対をする。しかしトニーはジジの決定だからと言って譲らない。バカラの父親は喜んで仕事を引き受け果たすが車で発作を起こし道路わきの看板に激突、亡くなる。
トニーが議員にもみ消しを頼んだために黒人警官は左遷され減った収入を補うためにDIYショップでアルバイトをしていた。トニーは金を手渡そうとするが受け取らない。
FBIがマイクを仕掛けたスタンドをメドウが大学の寮に持って行ってしまう。
アンクルジュニアが胃がんをトニーに告白する。

非情
University


バダビンのダンサーのトレイシーは子供のことで礼になったからとトニーにパンを焼いてくる。しかしトニーはこういうことをされても困ると突っぱねる。しかしトレイシーはトニーに相談をもちかけたりあれこれトニーにまとわり着いてくる。
メドウとノアの関係は急速に進んでいるが、ルームメイトのケイトリンの精神状態は悪くなる一方だ。メドウもノアも外へ連れ出してやったりするがうまくいかない。メドウが留守の間ノアの部屋へ行きそのせいでノアの成績が下がる。怒ったノアは弁護士である父親の力を借りてケイトリンの接近禁止命令を出す。メドウはそこまでしなくても、と言う。
ジジが幹部になって以来、ラルフは荒れている。コカインをキメてバダビンに来た日、愛人であるトレイシーの態度に腹を立て殴り殺してしまう。転んだとウソをつくラルフにトニーはこういうことをするからいつまでたっても人の上に立てないんだとラルフを殴る。トニーはメドウと年のほとんど変わらないトレイシーの死に大きくショックを受ける。

共犯
Second Opinion


アンクル・ジュニアの胃がんの手術は無事終わる。トニーたちは執刀医であるDrケネディに感謝をする。
事務所に魚が歌うおもちゃが置かれていた。最初はシルビオたちと一緒に笑っていたトニーだったがプッシーのことを思い出しこれを持って来たジョージを殴る。
無事手術が終わったかと思われたジュニアだったが医師からリンパ節への転移の可能性が出てきたため再手術をもちかけられる。それを聞いたトニーは別医師によるセカンドオピニオンを勧めるが執刀医ケネディを異常なほど信頼しているジュニアは聞き入れない。しかしなんとか説得しニューヨークの医師のもとへつれて行く。その医師は化学療法を薦める。手術、化学療法、二つの選択肢に揺れるジュニアだったが地区の医師が話し合いによって治療方針を取り決める腫瘍学会というのがあってそれに結果をゆだねることにする。結局ジュニアの治療は他医師の目が光っている手術はお断りだとケネディの判断で、化学療法が決定される。ジュニアが信頼しているにもかかわらずDrケネディのジュニアへの態度は冷たく怒ったトニーはゴルフ場へフリオと共にDrケネディに脅しを掛けに行く。

蠱惑
He is Risen


大学のパーティで会ったジャッキーjrとノアと別れたばかりのメドウは急接近する。
トレイシー殺しでトニーがラルフを殴った件が組織に大きく波紋を広げている。ラルフはトニーの勧めた酒を断り顰蹙を買う。二人の関係に組織内には緊張が走る。ラルフはNYに鞍替えしたいとジョニー・サックに頼むがジョニー・サックは断る。代わりにトニーとの話し合いの席を設ける。謝罪の代わりに得るものがあると考えていたラルフだったがトニーはただラルフに謝罪をさせただけでラルフのプライドは大きく損なわれる。
トニーがセラピーに行くとメルセデスベンツの販売をしている女性とダブルブッキングをする。トニーは自分の順番を彼女に譲り、後日トニーは彼女の店に行き二人はベッドを共にする。
ジジがストレスによる心臓発作で亡くなり、苦渋の選択の上トニーはラルフを幹部に任命する。

密会
The Telltale Moozadell


クリスは借金のカタにとったクラブをアドリアーナにプレゼントする。アドリアーナはその店は「クレイジーホース」としてオープンさせる。
メドウとジャッキーjrの付き合いにカーメラはトニーほど乗り気でない。トニーはジャッキーjrにメドウにふさわしい男になるためにはこちらの世界に首を突っ込まずもっと大学のほうの勉強をしろと命令をする。
アンソニーは仲間と共にプールに忍び込みプールに物を投げ込んだりトロフィー棚をめちゃくちゃにする。トニーたちは厳しい罰則を覚悟で学校の呼び出しに応じるが今度のフットボールの試合でアンソニーが必要な学校側の処分は甘いものだった。
ジャッキーjrは護身用の銃をラルフから貸してもらう。
トニーはグロリアとうまくいっていて精神的な充足を感じる。トニーもグロリアも付き合っていることをメルフィーには秘密にしている。そのことでメルフィーは治療がしにくくなると自分の息子に不満を漏らす。
忠告にもかかわらず賭場にいるところをジャッキーjrはトニーに見つかる。トニーはジャッキーjrに再び、「二度とここへは来るな」と厳しく忠告する。

亡霊
To Save us all from Power


クリスマスまでにしなければいけないこと、のメモを見ていたトニーは久しぶりに発作を起こす。アズベリーの船着場でポーリーと待ち合わせをしていた時にプッシーのことを思い出したのが原因らしい。
アーティとシャーメインの夫婦仲は冷え切っている。アーティの店に食事に行ったトニーだったが再三のシャーメインの無礼な振る舞いに腹を立てたトニーは店を代える。するとそこには半裸の女性をヒザに乗せているジャッキーjrがいた。再三の忠告を無視されたトニーは激怒。ジャッキーjrを殴り拳銃を取り上げジャッキーjrを見限ることを告げる。しかしジャッキーjrの本当の姿をカーメラとメドウに告げるかどうか悩んでいるとトニーはメルフィーに打ち明ける。
クリスマスが近づきメンバーたちはプッシーの亡霊に悩まされる。しかしプッシーが1995年当時からサンタクロースの衣装の下に隠しマイクをつけていたことに気がつく。
クリスマスの日、プレゼントを持ってトニー宅にジャッキーjrがやってくる。謝るジャッキーjrに正直言ってまだどうするか決めかねていると話す。

逃亡
Pine Barrens


モロッコからのバカンスから戻ってきたグロリアはトニーのクルーザーにかかってきたイリーナからの電話に腹を立て土産を海に投げ捨てる。
シルビオが風邪をひいたためトニーからロシア人、ヴァレリーの借金の取立てを頼まれたポーリーは金は回収するもののヴァレリーの態度に腹を立て半殺しにしてしまう。クリスと共に雪のパインバレンズで始末をつけることにするが元コマンドーのヴァレリーは自分の埋められる穴を掘る用のスコップでクリスを殴り逃走する。ヴァレリーを追うポーリーとクリスは道に迷い、寒さと飢えに震える。
メドウは風邪をひきジャッキーjrに会えない。しかしジャッキーjrの態度に不審を感じたメドウはジャッキーjrの部屋を見張る。すると売春婦と一緒に部屋を出てくるジャッキーjrの姿があった。
グロリアと一緒にいるトニーにポーリーからSOSの電話が入る。すでに待ち合わせに3時間遅れていたトニーが出かけるというのを聞いてグロリアは料理していたローストビーフをトニーに投げつける。
トニーはメルフィーにグロリアと付き合っていることを打ち明ける。メルフィーはトニーがグロリアに惹かれるのはリビアに似ているからだと診断する。

破滅
Amour Fou


グロリアに振り回されながらもなんとか付き合っていたトニーだったがグロリアが偶然店に来ていたカーメラを自宅まで送り、それに文句をつけたトニーに家族にすべてバラしてやると言ったことからもう終わりだと告げる。
メルフィーはグロリアのように自ら破滅に近づく人間もいると話す。
ラルフからトニーと自分の父親ののし上がり話を聞いたジャッキーjrはラルフの賭場を襲うことを計画する。しかし襲撃に失敗。その上、フリオの足を撃ち、古くからのトニーたちのディーラー、サンシャインを撃ち殺してしまう。一緒に行ったディノはクリスたちに処刑され、ジャッキーjrは逃げるが報復を恐れ身を隠す。
ラルフはトニーにジャッキーjrの処遇を一存される。
パッツィは客を装いグロリアのところへ行きトニーとはもう終わりだと告げる。これ以上トニーに近づくと最後に見るのはトニーの顔でなく自分の顔になると脅しをかける。

決断
The Army of You


アンソニーは学校に忍び込み試験の問題用紙を盗み、学校を退学になる。怒ったトニーはアンソニーを殴りミリタリースクールに入れると宣言する。カーメラは反対する。
ジャッキーjrは友人の友人の知り合いの黒人の家に身を隠している。
ポーリーはリビアの入っていた高級老人ホーム、グリーングローブスに母親を入れようとしていた。そのためには金が必要だったが、ラルフに暗証番号を教えた金庫強盗の自分の取り分の少なさに取り分を決定したトニーに不満を募らせてゆく。
ラルフはヴィトに命令し、ジャッキーjrを始末させる。しかしジャッキーjrの死は表向きは黒人ドラッグディーラーによるものということになっている。
最初はアンソニーのミリタリースクール入りに反対していたカーメラだったがジャッキーjrの変わり果てた姿をみてトニーの意見に従う。しかしアンソニーはミリタリースクールの制服を着たその日、発作を起こして倒れる。
トニーはメルフィーにアンソニーを救ってやりたいのにどうすればいいんだと苦悩を打ち明ける。
ポーリーの不満を聞いたジョニー・サックはよければ力になると言う。
葬儀後の集まりでアンクルジュニアがリクエストに答え歌声を披露する。メドウはふざけトニーが注意しようとすると「なにもかも茶番よ!みんな嘘っぱちじゃない」と会場を飛び出す。


 
 
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