パラサイト・バイティング 食人草

わたし『シンプルプラン』、小説も映画も大好きなんですよねー。
原作のスコット・スミスが映画の脚本書いててアカデミー賞にノミネートされてて、次またスコット・スミスが何か映画の脚本書いたら、絶対見ようと思ってたんですが、すっかり忘れてました。
でふと検索するとあるじゃないですか、新しいスコット・スミス作品が。
それもシンプルプランと同じ、原作と映画脚本、両方スコット・スミス、これは是非見なければ、というわけで即DVD買いですよ。

『パラサイト・バイティング 食人草』
ruins

おお、バリバリのB級ホラームードたっぷりのこのタイトル良いではないですか。

”メキシコでリゾートを楽しんでいた2組の男女が興味本位で古代マヤ遺跡に乗り込む。そこで待ち受けていたのは殺意に満ちた地元民の包囲、夥しい人骨の山、そして外壁を不気味に覆う<蔦>だった……”

てな話らしい。
事件に巻き込まれるのはこの↓人たち。
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で、B級ホラーの定番通り一組のカップルが冒頭からいちゃいちゃしはじめたので(←殺されフラグ)、あとはお約束の流れかとおもったら、そこはスコット・スミス、あら?ちょっと普通のホラーとはテースト違うじゃないですか。
なんつうかストーリー展開が面白い。次どうなるかわからないのでなんだか真剣に見てしまいます。B級ホラー鑑賞のようにポップコーン食べながらとかそんな余裕はありません。
それよりなにより、この映画、今まで見た映画の中でベスト3に入れそうにとにかく痛みのシーンが強烈。ホラー的な恐怖よりも痛みの想像で悲鳴が出そうになりました。ギャー。

とはいうものの、突っ込みどころもけっこう多かったり、
『シンプルプラン』と同じく、極限の状態になった人間の恐ろしさと愚かさ、てなことがテーマなんだとおもうけど、キャラがあんまりうまく説明できてないゆえに、熟考の上(だろう)の決断が、いきなりブチキレての強行にみえて、「はい?」てな感じになってしまってたのがちょっと残念だったかな。
『シンプルプラン』はそのへんものすごく上手かったですよね。

リーダーがこの彼↓なんだけど
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医学生てなこともあるにしてはなんかあんまりリーダーになるカリスマ性みたいなのがなくて、なんでみんなが彼に従うのがなんだかよくわからないかんじに。
このへんは上下二巻になってる原作の小説を読むとじっくり書かれてるのかな?読んでみよう。

でもほんとほんと話の展開面白いし、ちょっとフツーのホラーとは違う感じなのでそういうの見てみたいかなってな方にはおすすめです。
B級でなくてB⁺級てな感じで。

ちなみにプロデューサーはこの人でした。

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あら、ベン・スティラーじゃないですか。

クローザーのグレイス・ジョンストン

というわけで、グレイス・ジョンストンが『クローザー』に出てるということなので確かめてみました。
season5 epi6
「Tapped out」

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事件現場に一足早く到着してた偽刑事にポープ、プロベンザ、フリンが騙されて振り回されるというはなし。

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そしてグレイス・ジョンストンはやっぱしホットなお姉さんの役でした。
(画像はドラマ内のモニターに映ってるっていう場面です)

悪ナンパ師にナンパされてひどい目にあわされるけど、逆にそいつを恐喝するという転んでもただじゃ起きないお姉さんでございました。

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こうして同じようなポーズで比べると口元あたりは面影残ってますね。