悼む人

『悼む人』、映画になってるんやね、というか今公開中か~。
原作読んでる間、ずっと謎だった主人公、坂築静人が亡くなった人を悼むときにするポーズ(悼みの所作というらしい)が映画だとビジュアルはっきりするんですよね。キニナル。
だって

”地面に左ひざをつき、空に伸ばした右手と地面に下ろした左手を心臓の上で重ねる”らしいんですが、その右手は宙から何かをすくい取るようにして、左手は地面すれすれに大地のなにかをすくい取るようにしてるんですよ。
謎じゃないですか。
上に伸ばした右腕がどうなったら地面すれすれの左腕と重なる??

poseitamu
(高良健吾演じる坂築静人)

画像あったけど、
これだと右手上がってないし左手下がってないし、ちょっと違う?
高良健吾、曰く、「バランスをとらなければいけないので腹筋を使います」だって。
うーむ。謎は深まるばかり。

yokomichi
そうそう、関係ないけど、高良くんは『横道世之介』よかったなあ。

とどうでもいいことばっかり書いてみる。

逢沢りく

riku

江口寿史センセイが傑作だと褒めてたので、ほしよりこ『逢沢りく』読んでみた。
上下二巻になってます。

上巻。
逢沢りくちゃん中二病乙!
うーーん傑作とはちょーーっと厳しいような・・?、こういうお話ってけっこうたくさんあると思うんだけどなあと読んでたんですけど。

下巻。ヤラレマシタ。
誰も声を荒げることなく静かに話は進んでるのにラストに近づけば近づくにつれもう激情押し寄せまくってきて抗えません。
で、ラスト。
もうねえ、はい。確かに傑作でした。ブンガクでございます。
どうしてくれるんですか、この心に大きく立ってひかない波は。

中二病乙とか思ってた底の浅いわたしが真の中二病だったですよ。

そして再び上巻読み返してみると、ただ読み流していたあれやこれやが下巻のすべての伏線に。
出てくる小道具が仕事しまくり。(チィボ・・・)

素晴らしい漫画でございました。