「ラン・オールナイト」観ました。
おっさんのかほりと死のかほり・・・
いやー超好みの映画でした。

まあCMの通り、自分の息子を守るためにマフィアのボスであるエド・ハリスの息子を殺してしまったリーアム・ニーソンがマフィア、警察、殺し屋に追われて一晩中NYの街を逃げ回るって話なんですが
出てるおっさんが全員完璧でくらくら。

 

マフィアのボスのおっさん

その長年の親友のおっさん

息子を殺され激高のおっさん

命を狙われるおっさん

忠実な組頭のおっさん

リーアム・ニーソンの兄弟おっさん

長年リーアム・ニーソン追ってる刑事おっさん

 

それぞれが己の仁義を切り己の正義を遂行する

おっさん！

おっさん！！

おっさん！！！

 
（対峙する積年の恋人同士おっさんとおっさん）

リーアム・ニーソンのエド・ハリスに長年抱いてきた気持ちがねえ、もうなんともたまりません。
そして夜明け。
夜さえ明ければ追手から逃げ切り自分の命は助かる。朝の光は希望の象徴なはずなのに、空が薄ら明るくなりふたりを照らした時のあの絶望感・・・。泣ける。ここでご飯三杯いける。

なんとなく香港映画のかおりがするところもよかったなあ。

リーアム・ニーソンとヴィンセント・ドノフリオの関係もラストのシーンにつながって良いんだなーこれが。（二人ともこれまた長い関係）

というわけで
おっさん最高！
おっさん万歳！

わたし、ゲイリー・マーシャルの映画どれも好きなんですけど、一作だけ、うーむちょっとこれは、つう映画が、『幸せのルールはママが教えてくれた』これがそれ。

ジョージアおばあちゃんの家で一夏を過ごすことになったリリーとレイチェル母娘。ナマイキで自由奔放、反抗的な女の子・レイチェルは静かな田舎町に波風をたてまくり!さらに、レイチェルがある『衝撃の告白』をしたことから、とんでもない大事件が家族を襲う。家族の絆をつなぎ直すため、3人はそれぞれ何かを決意するのだが……。

てな内容だと紹介されてますが、いやいやそんな呑気な話じゃなくこれもうSVU案件っしょ、原題「Georgia Rule」っていうんですがこれもうジョージア（ジェーン・フォンダ）のルールどころかchild abuse法律違反。
ゲイリー・マーシャルのほのぼのハートウォーミングワールドには内容ヘビーすぎっす。

リンジー・ローハンの義理父、

ジョージアにもバット持たれてますが

こんなクズな発言

SVU出動すれば

オリビアにもこんな目でギッと睨まれ、

エリオットには恫喝された後にボコ殴りにされ

フィンに拳銃つきつけられおしっこちびるくらい震え上がらせられること間違いなし。

しかしこのあと監督また『バレンタインデー』『ニューイヤーズイブ』とほのぼの路線に戻ってくれたのでほっと一安心。