スーパードラマ！TV「クリミナルインテント/犯罪心理捜査班」（５月１９日より）シーズン１からの放送を記念して、ヴィンセント・ドノフリオのプロフィールを作ってみました。
前にも書いたけど、ドノフリオで検索して来てくださる人が多い（人気あるんやなあ、ドノフリオ）ので、でもその割にはネット上には日本語での情報少ない感じなので、ここはひとつわたくしが、と。
とりあえず、日本版のwikiよりは情報多めで作ってます。
ではどうぞー。
ヴィンセント・ドノフリオ
Vincent Philip D’Onofrio
１９５９年６月３０日生まれ
身長１９２cm
子供時代
（クリックすると大きくなります）
ニューヨーク、ブルックリン近郊のBensonhurstで、生まれる。
姉ふたりの末っ子、両親は幼い頃に離婚、その後母親の再婚で弟（義弟）妹を得る。
幼い頃はほとんどの時間を自分の部屋ですごすシャイな子供だった。のちに手品やマジックに興味を持ち。小さなマジックショップオーナーのキューバ人にマジックを習う。
ティーンエイジャーの頃には父親が運営するいくつかのコミュニティシアターの裏方を手伝い、高校を卒業すると、舞台に立つようになる。
キャリア
１８か月コロラド大学に通うが退学、小さなコミュニティシアターに所属、 American Stanislavsky Theater やActors Studioで演技を学ぶ。舞台デビューはオフブロードウエイの「雨のニューオリンズ」。その後「二十日鼠と人間」、「Sexual Perversity in Chicago」などを含む数々の舞台を踏みながら、ロバート・プラントのボディガード、ユル・ブリンナーの世話係、ハードロックカフェの用心棒などを経験。
１９８３年、「初体験物語/ファースト・ターン・オン」（トロマ）で映画デビュー。
１９８６年友人であるマシュー・モディーンの助言を受け映画「フルメタルジャケット」のオーデションテープをキューブリックに送る。
レナード・ローレンス二等兵、原作でこの役は痩せていて無知な労働者と描かれていたが、キューブリックは太っていて愚鈍な男のほうがインパクトを与えられると考えた。そのためドノフリオは３２キロ増量し、１３０キロの体格になった。これはロバート・デニーロが「レイジング・ブル」のために増量した２７キロを越え、役のために増量した体重の最高記録となっている。
しかしこの増量はドノフリオの膝に負担をかけ、障害物越えのシーンで負傷、膝の手術を余儀なくされた。
その後９か月かけほぼ元の体重に減量。「ベビーシッターアドベンチャー」にガレージのオーナーとして出演。エンディング近くのたったワンシーンの小さな役だったが痩せた筋肉質なその体は（「フルメタルジャケット」と大きな違いに）注目を集めた。
そのあと、ジュリア・ロバーツのブレイクスルー映画「ミスティックピザ」にリリ・テイラーの恋人役として出演、その時のクレジットはVincent Phillip D’Onofrioとなっている。
その後、ティムバートンの「エド・ウッド」での（注１）オーソン・ウエルズ、「メン・イン・ブラック」のエドガー、「セル」での殺人犯など個性的な役をこなし、「愛の選択」「最高の恋人」「JFK」、「裸のタンゴ」などに出演しキャリアを重ねる。
１９９７年、テレビドラマ「ホミサイド/殺人捜査課」epi[subway]のアクシデントにより電車とホームの間に挟まれた男John Lange役でエミー賞ノミネート。
１９９９年、「ソプラノズ」のトニー・ソプラノ役をオファーされるが辞退。（注２）
２００１年、ドノフリオの長い、そしてもっともよく知られた役、「クリミナルインテント」のロバート・ゴーレン役を受ける。
途中降板もあったがシリーズは２０１１年までつづきシーズン１０でゴーレン・エイムズのコンビで終了した。
２００５年「サムサッカー」の主人公の父親Mike Cobb 役でストックホルム・インターナショナル・フィルムフェスティバルの最優秀男優賞を受賞
現在までに「ニューヨーク・狼たちの野望」（２００９）、「ファイヤー・ウイズ・ファイヤー 炎の誓い」「チェインド」（２０１２）「大脱出」（２０１３）「ジャッジ裁かれる判事」（２０１４）など多くの映画に出演
２０１５年
Netfrixのドラマ「デアデビル」でVillan,ウィルソン・フィクス（キングピン）を演じる
日本では今年、出演映画「ラン・オールナイト」（５月１６日）「ジュラシック・ワールド」（８月７日）公開予定。
（ジュラシックワールド）
（ラン・オールナイト）
私生活
いくつかの映画で共演しているグレタ・スカッキとの間に１９９２年に娘 Leila George が誕生。結婚はしていない。(長い間スカッキとは結婚しているとwikiに書かれていて現在の妻Carin Van der Donkがwikiをその他の間違い情報も含め何度か訂正しようとしたがwiki側に拒否にあう、ドノフリオも自分のtwitterで妻の情報がベストだとwikiの編集者に呼びかけたり、グレタ・スカッキも結婚してなかったと発言してやっと訂正された模様）
Leila George は女優になった。
（グレタ・スカッキと Leila George ）
（ドノフリオと Leila George） 何この写真w
１９９７年、オランダ人モデル Carin van der Donkと結婚、長男Elias Gene が誕生するが２０００年初めに破局、しかし復縁し次男Luka が誕生。現在まで結婚生活は続いている。
（２０１０年ころ）
（お兄ちゃんのほうは鼻がお父ちゃんと一緒だね）２０１４
飼い犬はシェルタからやってきた「HAPPY」（黒いほう）。最近白い子が加わった（左）。
クリスマスのドノフリオ家族（２０１４）
（注１）ドノフリオ自身はこのオーソン・ウエルズ役に関して良い感情を持っていない。他の仕事との兼ね合いでうまく時間調整できず、その上無駄な拘束時間が長かった。そのため演技のための十分な準備が出来なかった。全力はつくしたが彼曰く中身のある演技ではなく、表層的なものになってしまった。監督のティム・バートンはドノフリオの声を使わずオーソン・ウエルズの声帯模写で有名なMaurice LaMarcheの声で吹き替えた。
（注２）のちに何度かこの役を蹴って後悔していないか聞かれているが、そのたび「全く後悔していない」と答えている。トニー・ソプラノに関しては”Nobody can match Tony Soprano. Gandolfini rocked”と言っている。
どうでもいい話ですが２０００年頃はよくヴィンス・ボーンに間違われていたらしい。
