DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機

 

 

 

 

ディズニー+でなにげに、ドラマ「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」を見始めたんですが

クオリティ超高い! すごくよく出来てる!
来年のエミー賞はいろんな部門で賞を取るのではないかとふんでいます。
それくらいの完成度の高さだと思う。

鎮痛剤オピオイドがアメリカで蔓延していく様子を製薬会社、医師、司法、被害者のそれぞれの視点で話は進むんだけど、どのエピソードラインも素晴らしくそれを演じる役者がこれまた全員素晴らしく、そしてそれぞれのエピソードの話の交差のさせ方がまた上手くて本当にじっくり練られて作られてるのが伝わり素晴らしいとしか言いようがないです。時系列も頻繁に行ったり来たりするんだけど混乱することなくわかりやすい。

どういう役者が出てるかというとこういう感じ↓

このキャスティングをした人素晴らしすぎる。全員が本当にハマってて一段とドラマの盛り上げを大きくしてると思う。

炭鉱の町の善良な医師のマイケル・キートン、製薬会社CEOのマイケル・スタールバーグら手練のベテラン勢が素晴らしいのはもちろん、マイケル・キートンの患者の炭鉱夫でオピオイド中毒に苦しむケイトリン・デヴァーも事前にかなり中毒の症状について情報収集してるとわかる熱演。
個人的にわたしが好きなのは司法省のピーター・サースガードとジョン・フッゲナガーの検事補コンビ、地道に粘り強く(被害者の元に直接訪問して話を聞いたりたったひとつの証拠となる論文を探すために大型トラック4,5台分の書籍に全部目を通したり)とにかく突破口を見つけるにはなんでもやる諦めない捜査に胸を打たれる。
ケイトリン・デヴァーも出てることもあり「アンビリーバブル/たったひとつの真実」のトニー・コレットとメリット・ウェーバーコンビを思い浮かべた。

 
 全8話のミニシリーズでディズニー+では週に一回の配信で現在(11/30)のところ4話まで

しかしこれもともとHuluオリジナルドラマなのになんで日本のHuluはこれを配信しないのか謎。非常にもったいないことしてると思います

 

大河じゃないよ小河だよ  w

時代劇専門チャンネルの「小河ドラマ」(大河ではないw)「徳川☆家康」がNetflixにあったのでまあ暇つぶしに見るかと思って見始めたらなんかハマって他にも検索すると「龍馬がくる」「織田信長」の小河もあって全部見てしまったw

 

三作とも彼らが主人公になったドラマを作っていると本人がなぜかそのドラマ現場にタイムワープしてきて、ドラマ作りにかかわるという筋書き
本家NHKの大河と違って予算も少なくてストーリーもセットもショボい(小河ゆえw)。だけど本家と同じように毎回番組最後には彼ら所縁の地へ行き現在の様子を紹介するというミニコーナーもちゃんとあって本家に頑張って寄せてるのが楽しい

タイムワープしてやってきた3人が彼らのいた時代より全然科学的に進歩した現代にやってきてるのに特に抵抗も違和感もなくスマホでラインやったりバーチャルゲームやったり普通に現世になじんでドラマのADや俳優の付き人やってるをなんの説明もツッコミもなく話は普通に進行

毎度そのドラマ、最初はうまくいかなくてネットで炎上したり煽られたりしてる場面が出てくるんだけどその文面がいかにもな感じでリアルに作られててウケるw (織田信長とか煽りに乗ってしまってリプしまくり最後謝罪したりする羽目に)
最初なんなんこれwと思いながらみてたけどけっこう心打たれるところもあったりしてで結局ハマって一晩で全作見てしまった
そして坂本竜馬編の武田鉄也、織田信長編のロバート秋山では感じなかった「徳川家康」での松平健の時代劇での貫禄、やっぱりすごいと思い知らされるのでした
 

織田信長編(2017)坂本龍馬編(2018) 徳川家康編(2021)と作られてるみたいなので来年か再来年かあたりにまた新しいの見たいなと切望しています